「2014東アジア国際都市サッカー大会」開催で東アジア都市サッカー連盟成立に一歩前進

0
「2014東アジア国際都市サッカー大会」(写真提供:PdH株式会社)
「2014東アジア国際都市サッカー大会」(写真提供:PdH株式会社)

FIFA公認の国際大会「2014東アジア国際都市サッカー大会」が台湾・台中の台中私立豊原体育場にて8月2日~7日の会期で開催された。

開催地の台中市では過去20年間にわたり、地元でのサッカーの発展に力を注いでおり、今では小学校、中学校、高校がいずれも全国大会で優勝するまでに成長している。台中市では、今回の大会を台湾初のプロサッカーチーム設立と、東アジア都市サッカー連盟の発足につなげたい考えであった。国立台湾体育運動大学競技運動学院・趙榮瑞院長は「同大会の開催で東アジア都市サッカー連盟は一歩前進した。もし同連盟が成立すれば、選手の給料の問題に関心を寄せることが出来るだろう。台中も日本のJ3の方式を参考にし、企業の助けを得て、選手達が日中は仕事、仕事後はサッカーの練習を出来るような制度を作り、サッカー選手を正式な職業として成立させたい」と述べた。

台湾・日本・マカオ・韓国・中国の代表らが集まった(写真提供:PdH株式会社)
台湾・日本・マカオ・韓国・中国の代表らが集まった(写真提供:PdH株式会社)

同大会は初の試みであり、台湾・日本・マカオ・韓国・中国の代表らが集まった。日本代表としては、沖縄からの選抜チーム「琉球代表」が参戦。琉球代表は台風12号の影響で飛行機が欠航となり、試合当日2日の午前3時頃に現地入りをするといったハードな移動を乗り越え、見事初代大会の優勝を収めた。なお、準優勝は蒙地卡羅足球隊(マカオ)、3位には台中市FC(台湾)となった。

台中市FCと琉球代表の試合の様子(写真提供:PdH株式会社)
台中市FCと琉球代表の試合の様子(写真提供:PdH株式会社)

なお、8月7日に行われた決勝戦で琉球代表は、前半、マカオにおされ、同大会初めての先制点を奪われたが、後半15分に同点ゴール。その際に、後半から入った琉球代表選手がが額を切って6針縫う怪我をおい、救急車で病院に運ばれるアクシデントに見合われるも、このアクシデントが選手らを奮い立たせ、後半22分待望の逆転ゴールを決め2 対1で優勝となった。

琉球代表(写真提供:株式会社)
琉球代表(写真提供:PdH株式会社)

琉球代表・宮城哲郎監督は「厳しい試合が続きましたが、選手・スタッフ全員で勝利出来て満足している。現地のサポーターや対戦国のチームの方々も自分たちに対して、素晴らしい言葉をかけて頂いたのも誇りに思った。本当に多くの方々に支えて頂いた事に感謝いたします」と話した。

 

 

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here