夫が日台ハーフのロックバンド・BACK-ONボーカル、KENJI03(ケンジスリー)であることから、「台湾の嫁」と呼ばれ台湾でも親しまれている日本人女性歌手の倖田來未。このほど台湾で全51公演におよぶホールツアー『Koda Kumi Live Tour 2014 ~Bon Voyage~』を開催した。同ツアーは8月16日、台湾・南港101文創会館(台北市)にてフィナーレを迎えた。倖田來未の台湾コンサートは今回で3度目。また、日本でのライブ用の舞台装置をそのまま台湾に運び込んで行う初の試みだった。8変化の衣装も日本でのステージそのまま。倖田らしいゴージャスなコンサートで台湾人のファンを魅了した。
また、コンサートでは台湾のインディーズバンド・OVDSのボーカルのKalisもステージに登場し、OVDSの楽曲「Crank Tha Bass」をデュエット。2度目のアンコールでは倖田來未が涙を流して感謝の言葉を語る姿も見受けられた。
今年2月にリリースした倖田來未の通算11枚目のアルバム『Bon Voyage』は、航海や旅をテーマにしたアルバムで、新たな映像監督や若手コリオグラファーとのコラボレーション、新しいビートの導入などに挑戦した。そして、同アルバムは見事オリコン週間ランキング1位を獲得しており、3月から全51公演のロングランとなるツアーを開催する流れとなった。売り切れ続出だった今回のツアーの模様は9月にMTVで放送が予定されている。なお、ライブDVDは今秋発売予定で、倖田來未は9月13日に台湾で初開催される日本の音楽イベント「a-nation」にも参加する。