日台の交流が深まる中、福岡市中央区で国際交流イベント「福岡昼活〜国際交流ビジネス会」が開催された(主催:音楽で九州をつなごう実行委員会)。台湾人留学生をはじめ、約20人が参加し、アジアの玄関口福岡での交流を深めた。会場は福岡市中央区大名のカフェ店舗スペースで好天にも恵まれ、開始時間から多くの参加者が詰めかけ盛況となった。落語家やマジシャンなど、多彩な人材も揃い、参加者は、普段接することのない分野の人々との交流や情報交換ができる場所に感慨深そうだった。福岡は「アジアの玄関口」と言われているが、民間レベルでの交流はまだまだ発展途上である。観光客の往来は盛んになってきたが、今後は、現地に「在住」する人同士の交流をどのように活発化するかが課題になりそうだ。
イベントは九州の台湾人ネットワークにも告知され、多くの関係者が注目。売り上げの一部は飲酒運転撲滅活動に充てられる。主催者では、以前にも台湾人参加者も含めた交流イベントを開いており、日台交流の一つの形として成果を上げた。
主催の担当者は「今回も、多くの人に参加いただき、国際交流イベントに対する関心の高さがよく分かった。国際都市・福岡で数多くのビジネス交流が生まれれば都市も活性化するだろう。今回の開催がその一つのきっかけになることを期待したい。今後も積極的にイベントを開催し『アジアの玄関口・福岡』をアピールしていきたい」と話した。
今回の開催は参加者にも好評で、ビジネス交流の機会をどんどん増やして欲しいという声も主催者のもとに集まっているそうだ。次回は9月6日(土)、正午から福岡市中央区大名1丁目のロバーツコーヒー・テラス席で開催予定だ。主催者では「日本人との交流機会が少ない台湾人ビジネスマン、留学生の参加も歓迎したい」と話している。参加申し込みは「音楽で九州をつなごう実行委員会」まで。lun20ch@gmail.com