台湾出身女子プロゴルファーの盧曉晴(テレサ・ルー)は国内女子ゴルフのメジャー大会「日本女子オープン」(最終日10月5日=滋賀・琵琶湖国際CC栗東・三上、6522ヤード、パー72)にて通算8アンダーで優勝を収め、初のメジャータイトルを獲得した。今季2勝目で、ツアー通算3勝目を飾った。同大会を台湾人選手が制すのは、涂阿玉(ト・アギョク)(1983年、86年、91年)以来23年ぶり2人目であり、これは名誉ある勝利と言える。
また、先日行われた「富士通レディース2014」(最終日10月19日=千葉・東急セブンハンドレッドクラブ 西コース、6635ヤード、パー72)では、最後まで優勝争いに加わるも通算8アンダーの単独4位となり、これにより今季これまでの獲得賞金額は84,342,000円で今季の獲得賞金ランキングでは5位となった。
直近の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」 (最終日10月26日=兵庫・マスターズゴルフ倶楽部6445ヤードパー72)での8位タイという結果をうけ獲得賞金88,192,000円となったルー選手。10月27日現在での賞金ランキングは変わらず5位をキープしているものの、首位のアン・ソンジュ選手との差は60,222,250円と大きく引き離された。
富士通レディースの試合後、ルー選手は台湾新聞の取材に対し、「これからも毎回毎回自分のゴルフをしていきたいです。もちろん、、、優勝が1番ですが」と笑顔で目標を語ってくれた。
11歳からゴルフを始めたというルー選手は1987年10月13日生まれの27歳で、優勝経験は米国ツアーの2013年ミズノクラシック、台湾ツアーの2008年台豐女子國際公開賽、2009年台豐女子國際公開賽、2012年日立慈善盃女子高爾夫菁英賽、2012年台豐女子國際公開賽、2013年ミズノクラシック、2014年リゾートトラストレディス 、そしてこの度の2014年日本女子オープンゴルフ選手権競技となっている。
富士通レディース当日にルー選手と一緒にラウンドしていた台湾出身の姚宣榆(フェービー・ヤオ)選手は「ルー選手は日本のツアーの中で1番動作が綺麗な選手だと思います。私から見たら彼女の動作は完璧です」と太鼓判を押した。
また、同じく一緒にラウンドしていた酒井美紀選手も「ルー選手は風に負けないドライバーショットが素晴らしかった。パターも絶対にぶれないパターですごい選手だなと思いました」と話していた。
台湾の新たなスター、テレサ・ルーの活躍に今後も目が離せなさそうだ。