福岡県と台湾企業のマッチングを図るビジネス商談会開催

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プレゼンテーション会場
プレゼンテーション会場

福岡県の中小企業と、台湾企業との「デジタルIT分野」でのビジネスマッチングを図る商談会が、台北市内で開催された。日台の経済促進を狙い、台湾経済部中小企業処などが主催した。開会式では、智源電子股份有限公司の張智鈞総経理が自社の業務内容を紹介しながら「日本のテレビコンテンツが20〜30年間、台湾テレビ局で放送されていたこともあり、台湾人の心には『日本』が根付いている。以前は『福岡』と言っても何のために行くのか分からなかったが、福岡のスマートフォンのアプリケーション制作会社『ハコブネ』とも深く連携を果たすなど、現在は『2社とコラボ』という形になっている。1社ではできなかったものが、日台で連携することで『グローバル企業』に変わる。台湾と日本は、『仲間意識を大切にする』『信頼関係を大事にする』など精神的に似た面があり組みやすいはずだ。さらに福岡は、東京や大阪よりも距離的に近く、台湾企業にとってもメリットが大きい」と述べた。

智源電子股份有限公司/張智鈞総経理
智源電子股份有限公司/張智鈞総経理

経済部中小企業処の蘇文玲・経営補導組組長は「遠路はるばるお越しいただき感謝している。福岡県とはここ数年、友好的な付き合いを続けてきた。交流・コラボに関するMOUを締結して以来、交流は加速している。我々は狙いを『デジタルコンテンツ事業』に定めており、今日の交流を通じて、コラボレーションが増加することを期待している。引き続き交流を行い、良いビジネスチャンスをもたらすことができれば」と挨拶した。

経済部中小企業処/蘇文玲・経営補導組組長
経済部中小企業処/蘇文玲・経営補導組組長

福岡県からの参加企業は自社のプレゼンテーションを行い、その後、出席した台湾企業との個別商談会でコミュニケーションを深めた。公益財団法人交流協会・貿易経済部の皆川幸夫次長は「デジタルコンテンツは注目すべき分野であり、成功を祈願している」と話した。福岡県商工部の吉田憲和・新事業展開支援室長は「福岡は豊かな自然、大学も多く、住みたい都市のトップランキングに入っている。クリエイティブな産業を進めるには持ってこいだ。この機会を活用して交流を深め、ビジネス拡大を図って欲しい」と今後への期待感を語った。

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