中華民國建國の功労者で歴史的にも名高い孫中山氏、蒋介石氏の生誕記念祝宴パーティが、12日、福岡市内で開催された。台湾関係者、福岡政財界からの要人、留学生ら約200人が出席した。
福岡日華親善協会・天岡健会長は「戦後、日本が復興を遂げたのは中華民国のお陰だということで、昭和40年に、孫中山先生の記念碑を福岡市南公園の一隅に建てた。立派な記念碑なので、是非一度、訪れて欲しい。10月31日が蒋介石先生、11月12日が孫中山先生の生誕日にあたる。生誕を記念した祝宴は今年で49回目を迎える。日本が敗戦した時に当時の蒋介石総統が、中国大陸にいた多くの日本人を捕虜にせず、日本に送り返すという判断をしてくれた。日本を分割統治しようとする際に、中華民国は反対した。今後も、一生懸命、中華民国との親善に力を注いでいきたい」と挨拶した。
また、所用のため欠席した台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長の言葉を、台北駐福岡経済文化弁事処・謝延淙さんが代読、「故宮展には厳選された我が国の国宝が展示されており、全国から観覧者が訪れ、好評だ。九州と台湾の厚い信頼があるからであり、この上ない喜びだ。故宮展の開催を起爆剤とし、台湾と九州の関係を更に発展させたい。皆様のご支援を期待し、更に日台関係が活発化することを祈念したい」と述べた。
アトラクションとして、九州圏内に住む台湾人留学生の紹介や、中華航空やエバー航空から福岡〜台北の無料往復航空券も出品された恒例の福引き大会が開かれた。
福岡県台湾友好議員連盟の松本國寛会長は「これからも、福岡と台湾でファミリーのような付き合いが続いていくことを期待したい」と言葉にした。