第二次世界大戦終結後、在日台湾華僑らの親睦及び団結と権益地位を確立するために創立した留日台湾同郷会は1月10日、恵比寿のウエスティンホテル東京にて「中華民国留日台湾同郷会創立70周年懇親大会」を開催した。
同会には70周年を祝うべく、僑務委員会の陳士魁委員長や台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表夫妻、参議院の西田まこと議員、前衆議院議員の中津川博郷氏、亜東親善協会の大江康弘会長ら来賓をはじめとした約400人以上が会場に集まった。同会では台湾民謡や津軽三味線などの余興が行われたほか、抽選大会も催され70周年に相応しい盛大な会となった。
陳委員長は祝辞で「長い70年という歴史の中で色々な事があったと思うが、皆さんの“台湾を愛する”という姿勢は変わることなく継続されてきた事に対して、政府を代表しお礼を申し上げたい。台湾は既に政治的に安定した環境に発展してきている。この先将来に渡り、台湾を支持して頂きたい」と呼びかけた。
また、日本からの来賓として参加した大江会長は「外交の基本は民間外交だ。多くの皆さんの力で現在の友好的な日台関係を作り上げる事が出来た。これから、また新しいステージに向かって更なる友好関係を作り上げていきましょう」と述べ、日台の親密な関係を強調した。さらに、西田議員はネイティブかのような流暢な中国語で祝辞を述べ、会場を沸かせていた。
留日台湾同郷会の羅王明珠最高顧問は70年を振り返り「これからも在日華僑は力を合わせていかなければならない」と力強く述べた。