青森県の三村申吾知事はミスりんごら一行を引き連れ12月18日より5日間、青森産リンゴの認知度を高めるため、台湾を訪問し青森産リンゴのPRを実施した。これは青森県りんご対策協議会の青森りんご消費拡大事業の一環として行われたもの。同訪問では高雄市や台中市のスーパーマーケット、台北マラソンにてPR活動を行ったほか、福祉施設及び幼稚園などへのりんご寄贈、台湾の市場調査なども行った。
青森リンゴ対策協議会の髙澤至さんによると2009年頃まで青森から台湾へのリンゴの輸出は約2万トンほどあったが、2011年に発生した東北大震災による原発事故の影響で2011年のリンゴ輸出量は約8500トンまで落ち込んだという。しかし2013年には1万7000トン近くにまで回復。今後、2万5000トンから3万トンの輸出を目指していく意向だ。髙澤さんは「ここ3年ほど、毎年の訪台時には台湾の主要スーパーを訪問しているが、訪問するだけではなくそのスーパーでは約1カ月間に渡る青森県産りんごのフェアをして頂いている。同フェアの効果もあり、台湾への輸出量が回復してきているとも考えられる」と述べたほか「台湾は重要なマーケットだ。今年10月の輸出量は前年比200%となっており、この数値は過去に例がなく今が一番いいペースだ。これをチャンスと考え、さらに商機の拡大を目指したい」と今後の目標を語った。