「2014年はASUSにとって凄い年になった。2in1の着脱式ノートPCで圧倒的リーダーとなったのだ。この勢いに乗り、今後はさらに素晴らしいデバイスを市場に投入していく。当社は日本でも圧倒的なリーダーになるつもりだ」(ASUSTeK Computer Inc.ジョニー・シー会長)。
台湾の台北市に本社を置くPCおよびPCパーツ、周辺機器メーカーのASUSTeK Computer Inc.の日本法人「ASUS JAPAN」は2月13日、東京・日本橋三井ホールにて同社製のノートパソコン、デスクトップパソコン、All-in-Oneパソコンの春モデル新製品発表会を開催した。発表会場にはシー会長自らが登壇し、計22製品の春モデルをPRしたほか、日本市場で「2in1ノートPC」「タブレット」「SIMフリースマートフォン」「マザーボード」「ビデオカード」の5つのジャンルでNo.1を目指すと宣言した。
なかでも注目シリーズとして発表したのは、ディスプレイとキーボードが分離する2in1タイプのノートPC「TransBook Chi」シリーズ。同シリーズは3モデルの展開で、いずれも薄さが特徴。シー会長は「Chi(氣)は目に見えないエネルギーだが、Air(空)より強いものであり、ChiはAirより薄いのだ」と述べ、薄型ノートPCのApple社のMacBook Airを比較対象とした。直接の競合製品を対比させるなど、強い意識が感じられた。
また、発表会にパソコン市場調査のため訪れていたマーケティングリサーチの企業に勤める女性は、「今回のシリーズはスタイリッシュなものが多い。なかでもchiシリーズは画面も綺麗で薄さ、軽さが特徴的。他社と比較してもかなり差別化がされているなと感じた」と評価していた。