KANO日本公開!台湾新聞が永瀬正敏さん&坂井真紀さんに単独インタビュー!!

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「KANO~1931 海の向こうの甲子園」(以下:KANO)日本公開に先立つ1月15日、台湾新聞は主演の永瀬正敏さんと妻役の坂井真紀さんに単独インタビューを行い、KANOを通じて感じた“台湾”やKANO日本公開に向けての思いを聞いた。

 

主演の永瀬正敏さんと妻役の坂井真紀さんに単独インタビュー
主演の永瀬正敏さん(左)と妻役の坂井真紀さん(右)

 

Q: いよいよKANO日本公開ですね!日本のどんな方に観て欲しいですか?

 

永瀬:この映画は小さい子からお年寄りまで、性別も関係なく皆さんに楽しんでもらえる内容になっています。視点こそ異なりますが、様々な面白い見方をして頂けると思います。台湾で見て頂いた方の中には「KANO度が足りなくなる」といって、KANO度を入れに劇場に行くと言う人もいました。ほとんどが女性で、リピート率がすごく多かった。一回、一般のお客さんからノートを見せてもらったのですが、映画の半券がスクラップしてあったんですよ。しかも14枚!一週間に1回見た計算ですね。日本のみなさんには是非、家族、恋人、仲間たちを連れだって見に行って頂いて、そのあとみんなでKANOについて語って頂ければいいなと思います。

 

坂井:KANOは性別年齢関係なく、皆さんに自信を持って進められる映画です!自分で観ても、「なんて魅力的な映画なんだろう」と思うんです。私自身も魅せられてしまいました。

 

 

Q:撮影前と撮影後で台湾へのイメージの変化はありましたか?

 

永瀬:僕は台湾映画界で勢いのある時期の20数年前、映画で御世話になりましたが、その時も“仲間に入れてくれた”という感じでとても温かかったですね。あの当時はまだ台北に101ビルがない頃でした。今回撮影で訪れて、台湾がとても近代的になっていてビックリしました。でも、ふと見ると懐かしい雰囲気の街並みも残っていて、すごく色っぽいな…と。

 

坂井:私は98年頃にJA(日本アジア航空)の広告をやらせて頂いたときに台湾に滞在したのが初めてでした。やっぱり台湾の方は温かいといった印象でした。なんでこんなに日本人にやさしいのだろうと思ったのを覚えています。もちろんそれは今でも変わらぬ印象です。あと、夜市に行ったときに、家族そろってごはんを食べている姿をみるとなんだか感動するんですよね。まだ仕事でしか台湾を訪れたことがないですが、いつも台湾行きたいなと思います。

 

 

Q:魏徳聖プロデューサーと馬志翔監督の印象は?

 

坂井:パワフルですね!ブレないと言いますか。私はそんなに何度もおふた方にお会いしているわけではないですが、「こういう映画を作りたい!」という強い魂のようなものを感じました。ちょっと見習いたいなーというか、素敵だなというか。

 

永瀬:あのお2人はなんというか…ちょっと超えてますね!映画をいっぱい見て欲しいという気持ちは根底にはあると思うのですが、だったら僕たちは中国語や台湾語を話さなければならかったと思います。しかし魏プロデューサーは史実に基づいてちゃんと日本語で撮ってくれました。セールス的に考えると中国を視野に入れた方がいいと思うんですよ。でもちゃんと描いて頂けてうれしかったですね。あと、台湾映画界という視点をしっかりと持ってらっしゃるんですよね。それを超えてアジアの映画界という視点も持ち合わせている。そして自分の国のことをとっても大切にされている。実は、台湾でKANOが公開されている時期は、学生運動や高雄の爆発事故、飛行機の墜落事故など、大変なことが続きまして、それを魏プロデューサーと馬監督は“KANOを通じてみんなで台湾の底力をみせてポジティブに変えて行こう”といった宣伝だとか、イベントの造り方をしていました。うん…ちょっと超えてます!次期大統領ですね!!!(笑)

 

 

Q:KANO公開は日台交流にどのような影響を?

 

坂井:KANOはみんなが共に感動し合える映画だと思うので、KANOの日本公開が日本と台湾の交流のきっかけになったらとても嬉しいことだと思います。

 

永瀬:難しい政治的なことは全く分からないですが、KANOというたった1個の映画を通じて、日本と台湾がもっと仲良くなって、もっと頻繁に交流ができていけばいいと思います。KANOが日本・台湾の架け橋の映画になれば光栄です。

 

「KANO~1931 海の向こうの甲子園~」より(C)果子電影
「KANO~1931 海の向こうの甲子園~」より(C)果子電影

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