ITI台湾ビジネス幹部候補生、弁事処を表敬訪問

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集合写真
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ビジネス即戦力を目指し語学や貿易実務を集中的に学んできた台湾の学生が、福岡県内企業での日本語ビジネス研修のため、来福。19日、福岡市中央区の台北駐福岡経済文化弁事処に表敬訪問を行った。訪れたのは、台湾貿易センター国際企業人材育成センターの国際企業経営コース日本語クラスで学ぶ2年生計21名(男性4名、女性17名)だ。研修生は、理論・実務の両面から国際貿易、マーケティング、語学等に関する集中講義を完了しており、英語・日本語ともに堪能である。プログラムは2003年に始まり、県とITIが共同で主催、日本企業での実務経験を通して日本のビジネス習慣、社会習慣、企業ルールなどを学ぶ。卒業生と、実務研修を行った県内の企業で構成する「福岡・台湾経済人クラブ」も組織され、交流が続いている。

弁事処へ到着した一行は職員らから歓迎を受け、戎義俊処長から、「日本には『犬も歩けば棒に当たる』という諺があるが、行動と実践が何よりも重要だという意味だ。何事に対しても平常心を以て、物事に取り組んで欲しい。『氏より育ち』という言葉もあるように、社会を生き抜くために教養を身に着けるべきだ」と激励した。さらに戎処長は日本文化を理解するための材料として映画を例示し、「時間があれば映画『KANO』を鑑賞して欲しい。作品に描かれているのは『日本精神』と『大和魂』で、組織力、チームワーク、勇気、責任感、仲間を信じることなど、日本人が大事にしてきた価値観で、その価値観は台湾に伝わっている」と述べた。

歓迎する戎処長
歓迎する戎処長

研修生を代表し、台中市出身の魏鳴君さんが「緊張感もあるが、3週間の研修で日本の良い文化を精一杯吸収したい」と抱負を語った。訪問の後、弁事処主催の昼食会が開かれ、戎処長らは、学生らとテーブルを共にし、交流を深めた。研修生達は、県内の食品、小売、マスコミ、広告、人材派遣等の企業に配属され、約3週間にわたり研修を行う。

熱心に説明
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