西日本台湾学友会は、22日、総会と聯誼會を盛大に開催した。九州地区に住む台湾人留学生や、福岡在住の台湾人関係者ら約100人が出席。主催した西日本台湾学友会の海めぐみ会長は、「昨年度も充実した内容の活動となった。今年も、なお一層の活動の盛り上がりを見せていきたい」と挨拶した。
台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長は「日本と台湾の関係はますます良くなっている。太宰府市の九州国立博物館で開催された故宮博物院展の影響で台湾の印象は強まり、台湾での九州の知名度も高まった。昨年、訪日外国人観光客の数で、台湾は韓国を抜いての297万人で第1位となった。一方、日本から台湾を訪れた観光客は163万人。合計すれば460万人となり交流は深まっているようにも見えるが、台湾人の方が多く訪れている130万人の『観光逆差』を縮めたいというのを台湾政府は課題として考えている。福岡や九州の人達に、心を一つにして、更に『台湾観光』をアピールしていきたい。弁事処としても全力を尽くしたい」と述べた。
乾杯の発声は、福岡県中華総会・王子昇僑務委員で「皆さんの健康、そして日本、台湾の友好関係の更なる発展と繁栄を期待したい」と述べた。舞台上では、余興として台湾留学生会の学生らが自己紹介とダンスを披露。抽選会では、航空会社から台北〜福岡往復航空券やワインなど豪華景品が出品され、会場は完成に包まれた。
また、福岡市内に3月末、新しくオープンする台湾料理店「好記」の余啓貞さんが「店は、魯肉飯や菜圃蛋、チェガミなど、台湾本場で食べられる料理をそのまま提供する。店の看板も台湾から木を取り寄せ、台湾本土の形をデザインするなど『台湾』にこだわった。気軽に食べに来て欲しい」と話した。