セブン銀行(=二子石謙輔代表取締役社長)はこのほど、2015年12月頃より、海外で発行されたカードを同行の現金自動預け払い機(ATM)で使う際に表示できる言語を、現在の4言語から12言語対応とすることを発表した。12言語対応のATMは日本初となる。
現在は英語、韓国語、中国語(簡体字)、ポルトガル語が使用可能だが、これに中国語(繁体字)、タイ語、マレーシア語、インドネシア語、ベトナム語、フランス語、ドイツ語、日本語が追加される予定だ。
同行広報室によると、同行の2014年度の海外発行カード利用件数は、2013年度240万件の1.6倍以上である400万件を突破しているほか、2014年度に同行ATMで海外発行カードによって引出された日本円は2,000億円を超えているという。これらの実状をうけ、同行は訪日外国人旅行者の利便性を更に向上させるべく、12言語対応に踏み切った。
また、全国のセブン-イレブン店舗や空港に設置している同行のATM台数は21,000台を突破しており、今後も訪日外国人旅行者が多く訪れる商業施設、空港・駅、観光地などへ積極的にATM設置を推進していきたい考えだ。
さらに、同行では3月19日より、観光庁が推進する訪日外国人観光客の誘致における「ビジットジャパン事業」が2010年4月から使用している“Japan Endless Discovery”(尽きる事のない感動に出会える国、日本)というキャッチフレーズ・ロゴをATM画面に表示している。また、4月22日からは明細票にも同ロゴの表示を開始し同事業に貢献していく意向を示している。