台湾の台南市にある國立臺南家齊女子高級中學(以下:家齊女子高)は5月27日、修学旅行の一環として埼玉県立草加高等学校(以下:草加高校)を訪問した。同訪問は草加高校のグローバル教育の一環として、埼玉県知事部局産業労働部観光課の外国人誘客連携事業を活用し実施したもの。家齊女子高からは女子生徒76人、校長先生含む教員6人ら計84人が訪問し、草加高校側がこれを歓迎した。
同訪問では、体育館で歓迎セレモニーを行い、草加高校の木田一彦校長や家齊女子高の張國津校長が挨拶した。さらに家齊女子高生徒代表の黃怡蓁さんは日本語で、羅翊禎さんは英語で挨拶をした。また、草加高校の書道部生徒が書道パフォーマンスを披露、家齊女子高は19人の生徒がステージ上で台湾の最新曲にあわせてダンス披露した。
その後、生徒らは9班に分かれ、教室で折り紙やトランプなどを用いてコミュニケーションをとった。教室には中国語や英語、日本語など様々な言語が飛び交った。
木田校長はこのほどの交流について「同年代同士の親睦を深め、将来、世界で活躍できる貢献できる基礎ができた感がしました」と述べた。
草加高校の生徒らからは、「日本の伝統を伝えられてよかった」、「家齊女子高生徒は、英語がペラペラ。もっと勉強すべきだった」、「台湾は遠い存在と思ったら、近かった」などの感想が寄せられた。