台湾公演を目前にした宝塚「花組」トップスター、意気込みを語る

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宝塚歌劇団は2015年8月8日より同16日まで、台湾の台北国家戲劇院にて2度目の台湾公演を行う。これに先駆け、同公演主演の「花組」トップスター「明日海りお」さんとトップ娘役「花乃まりあ」さん、及び同団専務理事の佐分孝氏、企画室長の村川研策氏は7月21日、台北駐日経済文化代表処を訪れ、沈斯淳代表と面会し同公演への意気込みを語った。

台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表(中央)と面会した「花組」トップスター「明日海りお」さん(右)とトップ娘役「花乃まりあ」さん(左)
台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表(中央)と面会した「花組」トップスター「明日海りお」さん(右)とトップ娘役「花乃まりあ」さん(左)

明日海りおさんは「自分たちにとって、初の海外公演ということもあり緊張していますが、台湾の皆さんに良い舞台をお届けするため、公演までまだ少し時間がありますので、パフォーマンスの質を少しでも高められるように頑張ってまいります」と述べたほか「公演までに台湾の言葉ももう少し覚えられたら」と話し、勉強中だという中国語でのあいさつを宝塚トップスターらしく、ハキハキとした口調で披露した。

初の台湾公演に期待をよせる明日海りおさん
初の台湾公演に期待をよせる明日海りおさん

また、花乃まりあさんも「台北公演という貴重な経験をさせて頂けることを心から幸せに思っております。宝塚という世界の素晴らしさを台湾の方々に伝えられるよう、務めて参ります」と話したほか、台湾については「食べ物も美味しいし、人もとても温かい素敵なところだと思います」と笑顔で話した。

台湾を「素敵なところ」と話す花乃まりあさん
台湾を「素敵なところ」と話す花乃まりあさん

なお、2人には前回公演を行った「星組」の出演者から、「台湾のお客様の歓声や拍手がものすごい熱気に包まれている。そのエネルギーを楽しみにしてほしい」という声掛けがあったという。

沈代表は同団一行に対し、「台湾のファンの方々も首を長くして公演を待ちわびていることと思います。今回は14回公演を予定されているが、いずれの公演も大成功を収められることを期待すると同時に、今年は同団成立101周年の大きな節目の年でもありますので、同団の長い歴史に刻むべき素晴らしい舞台になりますよう祈念致します」と述べた。

訪問の様子
訪問の様子

佐分氏によると、第1回台北公演の際は全12回の公演が全て満席となるほどの大成功を収め、公演終了後も再演を望む声が数多く寄せられたことを受け、また、更なる日台文化交流と両国の絆の深化を願い、第2回公演実施を決定したという。

宝塚歌劇団専務理事の佐分孝氏
宝塚歌劇団専務理事の佐分孝氏

同公演では同団の代表作「ベルサイユのばら」より「ベルサイユのばら―フェルゼンとマリー・アントワネット編―」と、豪華絢爛の「宝塚幻想曲(タカラヅカファンタジア)」を上演する。明日海りおさんによると、同公演のベルサイユのばらは、プロローグから出演者全員が華やかに歌い踊るレビューが見所だという。また、台北公演ということで特別に、明日海りおさんが台湾民謡「望春風」を、男役キャストらがMayday(五月天)の「OAOA(現在就是永遠)」を、そして全員で黃妃の「追追追」を披露する予定だ。同団一行は8月5日に渡台、8月8日に同公演初日を迎える。公演までまだ2週間以上あるものの、台湾側のチケット販売サイトでは、チケットは残りわずかとなっており、前回と変わらぬ人気振りがうかがええた。

第二回目となる宝塚歌劇団・台北公演8月8日に同公演初日を迎える
第二回目となる宝塚歌劇団・台北公演8月8日に同公演初日を迎える

 

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