台湾の開南大學の林基煌副学長、國立高雄第一科技大學の許正義国際長、實践大學の郭壽旺国際長、文藻外語大學の林潔国際長は7月15日、埼玉県立草加高校(木田一彦校長)を訪問し、同高校1、2年生の生徒82人及び教職員12人らに対し、台湾の大学の模擬授業を英語で行った。同授業は同高校のグローバル教育の一環として、台湾留学サポートセンターの「台湾の大学教授陣により授業提供・表敬訪問」事業を活用し実施したもの。
授業内容は「世界の教育事情」について。郭国際長は授業内で、「世界はすでにグローバル社会であり、今後行う学習は、異文化コミュニケーションを大切にするべき」と述べたうえで、「そのために、様々な文化を尊重すること。自分自身についてよく知っておくこと。自分のことが好きなら、人も好きになる。そして、柔軟性を持って、海外に出て、行動することも大切である」と力説した。
生徒は台湾の大学教授らの授業を受け、「グローバル社会は、他人事と考えていた。もっと外国語を勉強しなくてはならないと気が付いた」、「英語の授業だったので、ほとんどわからなっかた。アジアでは、中華圏の人達がいろいろな国で活躍している。日本人ももっと努力して頑張らなくてはならないと感じた。世界で生きる能力を身に付けていく」などとコメントし刺激を受けた様子であった。
同高校の木田校長は「世界約70億人の人口のうち、約19億人が中国語を話す人々です。今後は、英語はもちろん、中国語もマスターして、世界の檜舞台で活躍できる、そして、世界のリーダーの育成の基礎づくりを今後も継続していきます」と述べた。