台湾新聞社主催「日本・台湾祭りin上野」―来場者延べ10万人、日本最大級の日台交流―

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台湾新聞社主催「日本・台湾祭りin上野」

―来場者延べ10万人、日本最大級の日台交流―

 

日本最大級の日台交流イベント「日本・台湾祭りin上野」が盛大に開催
日本最大級の日台交流イベント「日本・台湾祭りin上野」が盛大に開催

台湾新聞社(所在地:東京都豊島区西池袋、社主:錢妙玲)主催の「日本・台湾祭りin上野」が8月1日~2日、上野観光連盟(所在地:東京都台東区上野、会長:二木忠男)との共催のもと、東京・上野恩賜公園噴水前(竹の台広場)にて開催された。同イベントは天気に恵まれ台湾の夏のような猛暑となったにもかかわらず、2日間で延べ10万人の来場者を動員し、日本最大級の日台交流イベントとなった。

2日間で延べ10万人が来場した
2日間で延べ10万人が来場した

同イベントは「台湾をもっと身近に!」をテーマに、台湾のグルメや文化、観光、芸能、エンタメなど様々な分野を日本で紹介したほか、日本からの出展やステージ出演も募り、台湾と日本が力を合わせる形で行われた。来場者は台湾の美味しいグルメを楽しみながら、バラエティに富んだステージでのアトラクションを観賞し、日本に居ながらにして台湾への理解を深めた。

最後のステージプログラム後、主催者の錢社主は「今回の日本・台湾祭りin上野で日本と台湾が一つになったことがはっきりとわかりました。これからも日台がますます仲良くなるよう、私たちも、そして皆さまも頑張って行きましょう。またこのお祭り開催の機会がありましたら、応援をよろしくお願いいたします」と述べ涙を流した。

台湾新聞社・社主の錢妙玲
台湾新聞社・社主の錢妙玲

 

開会式には日台各界の重鎮らが列席

8月1日には開会式が行われ、台東区の服部征夫区長や台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表夫妻、元通商産業大臣の深谷隆司氏、衆議院の辻清人議員、台北駐日経済文化代表処横浜分処の粘信士処長夫妻、台湾観光協会東京事務所の江明清所長、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの朱文清センター長、台湾貿易センター東京事務所の呉俊澤所長、その他華僑団体各会会長ら、企業関係者らなど、50人を超える来賓が出席した。

沈代表は挨拶で「台湾は、自然と美味しい食べ物、そして日本と同じように人情味に溢れています。この日本・台湾祭りin上野を通じてより深く台湾を知って頂き、より多くの方が台湾に足を運んでくださることを期待しています」と述べた。服部区長は「上野は日本の美しい歴史的風土100選に選ばれている。ここ上野で台湾の伝統文化を紹介して頂くことは大変意義深いことだ。これを機会に更に日台双方の交流と親善を深めて行きたい」と祝辞を述べた。また、二木会長と江所長は、日台観光を促進し、相互協力していく意味を込め壇上で固い握手を交わした。

台湾観光協会東京事務所の江明清所長(右)と上野観光連盟の二木忠男会長による日台観光促進の握手
台湾観光協会東京事務所の江明清所長(右)と上野観光連盟の二木忠男会長による日台観光促進の握手

開会記念のテープカット後には、台湾の国民的キャラクター「OPENちゃん」、OPENちゃんの妹「PLEASEちゃん」、台湾を応援する会の台湾の形をした「タイワンダー☆」が登場した。キャラクター3体の夢のコラボレーションに、一般の来場者も写真撮影をするなど、大盛り上がりとなった。

台湾のキャラクターが開幕式に花を添えた
台湾のキャラクターが開幕式に花を添えた

 

美味しい!楽しい!五感で台湾を感じるブースやステージ目白押し

会場は飲食ブースと物販ブース、展示ブースなど約30以上のブースが出展し、台湾の夜市かのような熱気と活気で包まれた。飲食ブースでは牛肉麺や魯肉飯、タピオカミルクティー、マンゴーかき氷などの定番台湾グルメはもちろん、なかなか日本で食べる機会のない麻辣臭豆腐、麺線、肉圓、緑豆湯も販売され、天気も起因したのか台湾かき氷やタピオカミルクティーは早い段階で売り切れる店が続出するほどの人気だった。

麻辣臭豆腐
麻辣臭豆腐
タピオカミルクティー
タピオカミルクティー
牛肉麺
牛肉麺
豆花
豆花

物販ブースでは台湾原住民の小物や台湾独自の調味料やお酒などが販売されたほか、台湾新聞社が企画及び制作した「台湾美食 Delicious Taiwan vol.2」も販売した。

台湾料理店本「台湾美食 Delicious Taiwan vol.2」も大人気!
台湾料理店本「台湾美食 Delicious Taiwan vol.2」も大人気!

その他、子供が楽しめるスーパーボールすくいなどのゲームブースも設置され、大人から子供まで楽しめる内容となっていた。

また、ステージでは台湾でも大人気のキャラクター、OPENちゃんと妹のPLEASEちゃんや、エバー航空の客室乗務員の制服を着たハローキティとパイロットの制服を着たディアダニエルが会場で可愛いダンスを披露し会場を盛り上げたほか、会場にも何回か訪れ、来場者らからの写真撮影に応えた。また、台湾を応援する会のタイワンダー☆も訪れ、キャラクター大集合に来場者も釘付けとなっていた。

OPENちゃんグッズ販売ブースで来場者と触れ合うOPENちゃん(手前)とPLEASEちゃん(奥)
OPENちゃんグッズ販売ブースで来場者と触れ合うOPENちゃん(手前)とPLEASEちゃん(奥)
エバー航空のハローキティとディアダニエルに会えるのはレア!ダンスも踊ってくれました
エバー航空のハローキティとディアダニエルに会えるのはレア!ダンスも踊ってくれました

他にも、ステージは1日を通して途切れることなく様々なプログラムが行われた。台湾から来日した台湾原住民による山地舞では、観客を前に呼び込み全員で輪になって原住民の伝統的なお祈りのダンスを踊る場面もあった。原住民の真っ赤な伝統衣装を着た台湾人と日本の伝統的な浴衣を着た日本人が一緒に踊る姿は、日台の友好関係が目に見えるかたちで現れており、中には感動で涙を流す人もいた。

原住民の衣装を着た台湾人と日本の浴衣を着た日本人が一緒に踊る姿に感動
原住民の衣装を着た台湾人と日本の浴衣を着た日本人が一緒に原住民舞踊を踊る場面も

浴衣で原住民のダンスを踊った女性は、「初めて原住民のダンスを踊りましたが、新鮮でとても楽しく、暑さを忘れてしまいました。台湾人の方々には東日本大震災の際に多くの支援を頂いたことに感謝の気持ちを伝えたいです」と笑顔でコメントした。

 

日本から台湾へ、気持ちを伝えるパネルを設置

このような台湾へのメッセージは、会場内に設置したメッセージパネル「Dear 台湾 From日本~私が台湾を好きな理由~」にも数多く寄せられた。

3面のパネルに溢れんばかりのメッセージが集まった
3面のパネルに溢れんばかりのメッセージが集まった

パネルには「台湾の愛情いっぱいな家族が好き」「食べ物が美味しすぎる」「台湾友人すべてが私の家族だから」「3.11で受けた恩は一生忘れない」など様々な理由が書き込まれた。同パネルは台湾新聞社と日台の学生藝術団体の藝家人との共同で企画・製作。今後は台湾や日本の様々な場所に展示し、日本人の想いを台湾人へ伝えていく予定だ。

 

台湾を好きな理由を書き込む来場者
台湾を好きな理由を書き込む来場者

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