「アジアのビジネスプロフェッショナル」を育成する九州大学ビジネススクール(QBS/経済学府産業マネジメント専攻)が、来年4月から入学する生徒募集を開始。現在、入学希望者向け大学説明会などを開催している。これまで台湾人学生も在籍、台湾大手保険会社に勤める台湾人女性が休職して入学した例もあると言う。
九州大学ビジネススクールの髙田仁専攻長は「台湾人学生には非常に良い印象を持っている。勉強熱心で、かつ国のあるべき姿をグローバルな視点で考察している人が多いように感じる。また留学生は『多様性』『国際性』をもたらしてくれる貴重な存在だ。QBS修了後にアジアで活躍する人材が多いのも事実。例えば、福岡県庁の職員は、QBS修了後に台湾と福岡県の経済交流を担う組織に駐在となり、双方の経済交流促進を活発に行った」と話す。
QBSは特徴として「忙しい社会人が学び続けられる充実のサポート」「グローバル人材を育てる実践的な教育」「スクール内外で得られる貴重な人的ネットワーク」「九州大学の豊富な教育資源へのアクセス」を掲げている。アジアビジネスやMOT(技術経営)などの幅広い科目を用意し、英語による科目や海外提携大学への短期交換留学プログラムなど、海外で活躍できる人材へのステップアップのチャンスが作られている。これまでの修了生は約450名で、地元財界との数多くのイベントも開催、人脈作りの面でも強みを発揮する。
また、在籍者は価値創造に挑戦する人材を育成するアントレプレナーシップ・センター(QREC)や、科学技術イノベーション政策教育研究センターなど、九大内で提供される科目も学べる。総合的かつ実践的に経営を学べるプログラムの学習を経て、2年間でMBA(経営修士)の学位を取得することができる。髙田仁専攻長は「『多様性』『国際性』をQBSにもたらし、『変革をリードし、アジアで新たな事業価値を創造する国際的ビジネスプロフェッショナル』を目指す方に来ていただきたい。今後、台湾との交流が深くなることも期待したい」と話している。