日本プロ野球チームの千葉ロッテマリーンズ(山室晋也社長、以下:ロッテ)と台湾・桃園のプロ野球チームLamigoモンキーズ(劉玠廷社長、以下:Lamigo)、そして石垣市(中山義隆市長)は8月24日、台北市内のLamigo信義会館にて記者会見を行い、2016年の春季キャンプ期間中の2月13、14の両日、日本の石垣市中央運動公園野球場で交流試合(2試合)「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2016 in 石垣島」を開催すると発表した。同2チームは昨年「桃園最強Power Series2014」日台交流試合を台湾・桃園国際棒球場にて開催しており、今回は2回目の試みとなる。
山室社長は「昨年の台湾での交流戦は盛り上がった。ファンにとっても見応えのある試合になると思う」と述べたほか、「現在石垣島で春のキャンプをしているのはロッテだけで、オープン戦前のウォーミングアップとなる練習試合相手がいつも見つからなかった。今回Lamigoが(石垣島に)来てくれることとなり、このような問題を解決することが出来た」と喜びのコメントをした。
また、劉社長は9月3日から同11日まで桃園市の鄭文燦市長らと共に日本を訪問し、千葉県や東京都など各所で同交流試合の開催をアピールした。さらに、9月7日に千葉県内にて行われた同訪問団歓迎会で再会した山室社長と劉社長は既に2017年の同交流試合について話し合っており、劉社長は「せっかく遠い場所まで遠征して試合を行うのだから、2試合と言わず、もっと沢山試合を開催できればファンたちにも喜んで頂けるだろう」と希望を伝えた。これに対し山室社長は「試合回数を増やす上で資金の問題もある。同問題については今後、石垣市ともよく話し合わなければならない」と問題点を指摘した。
なお、同交流試合ではLamigoの応援ツアーも造成されるほか、来年2月13日には「石垣市新春花火大会」の開催を予定しているため、当日は多くの観光客が石垣島を訪れると期待される。同記者会見にも出席した石垣市観光大使で歌手の夏川りみさんは「台湾から石垣島までは飛行機でたったの50分です。皆さんに石垣島にお越しいただき、野球の試合を見つつ、花火と美しい海を楽しんでいただきたいです」と石垣島の観光を誘致した。