台南市政府は11月20日、日本の「勤労感謝の日」をテーマにしたイベント「日本の日-日台交流聯誼活動」を初めて開催した。これは、同市に拠点を構え投資をしてきた日本企業への感謝の意を示し、並びに双方のさらなる交流を促進するために行われたもの。
同イベントには台南の日系企業40社約100人の関係者らが出席し、同市の頼清徳市長らと交流強化を図った。また、イベントで頼市長は、台南に投資してから20年、30年、40年以上になる企業をそれぞれ表彰。中でも今年が台湾進出50週年となった台湾カゴメに対しては特別に感謝の意を述べた。
頼市長は会場で、「台南は日本との関係が最も密接な都市である。イベントを通じて互いに理解を深め、さらに多くの日本企業に台南投資をして頂きたい。さらなる相互協力の機会が増えることに期待したい」と述べたほか、投資に関する各種の問題解決を支援する窓口を設置したこともアピールした。
同市経済発展局によると、日本は以前より変わらず台湾の重要な経済貿易の相手国であり、特に台南においては最大の投資国であるという。当初、台南市に拠点を構えている日本企業は50社であったが、現在では既に80社に増加。昨年台北で投資の説明会を開催した際も50社以上の参加があるなど、多くの日本企業が台南投資に魅力を感じているようだ。
同局投資商務科の林世榮科長は、「同イベントは今後、毎年日本の『勤労感謝の日』前後の休日に開催していく予定だ。この『日本の日』が、日台交流のさらなる促進の機会となれば」と期待を述べた。