台湾LCCの福岡便が続々就航

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台湾の格安航空(LCC)のV-Airは1月25日、「台北/桃園~福岡」間に初の定期便を就航させ、一番機が飛来した福岡国際空港ロビーで歓迎式典を開催した。同28日には、タイガーエア台湾も参入したため、これによりLCC2社が福岡に就航する事になった。V-Airは毎日1往復、タイガーエアは月、火、木、金、日曜の週5往復を運航する。

台湾の格安航空(LCC) V-Air
台湾の格安航空(LCC) V-Air

両社は、日台の若い世代をターゲットに就航先を模索していたが、若年世代が活発で、しかも人口が増え続けている福岡市を選定したとみられる。

1月25日のV-Air就航式典で台北駐福岡経済文化辦事處の戎義俊處長(総領事)は開口一番、「待ち遠しかった九州と台湾の間のLCC就航が今日実現した」と喜びをあらわに。さらに昨年の日本の流行語大賞を獲得した「爆買い」と「トリプルスリー」を引き合いに出して挨拶した。「爆買いは中国の観光客の得意芸と思われているが、昨年は台湾からの観光客367万人が1人当たり24万円を消費するなど、日本経済に大いに貢献した」また「昨年の台湾人訪日観光客が初めて300万人を超え、このうち30万人以上が福岡県内のホテルに宿泊。熊本~高雄便にLCC2社と福岡~台北の就航など、台湾と九州を結ぶ定期便が3路線増えたのは、我々にとってのトリプルスリー」と解説。これをベースに日台のウイン・ウイン関係の一層の発展に期待感を示した。

式典にてテープカットが行われた
式典にてテープカットが行われた

続いて挨拶に立ったV-Airの隆 章琪CEOは、同社が福岡~台湾の初のLCCである事を喜び「この実現に協力と指導を頂いた国交省、辦事處、観光局、日本旅行業協会など、関係各機関へ感謝します」との意を表した。さらに福岡を選んだ理由については「福岡は日本で一番住みやすい都市に選ばれたと聞き、さらに台湾の観光客にも人気が高い」とし、「日台の若者がLCCを利用する事で往来頻度を増加させ、相互理解を深められる様、低料金で質の高いサービスを提供するつもりです」との決意も表明した。

なお、式典では国土交通省福岡空港長、福岡県空港対策課長、福岡市経済観光文化局理事、福岡空港ビルディング社長、台北駐福岡経済文化辦事處長、台湾貿易センター福岡事務所長とV-AirのCEO、COOの8人が壇上に上がり、お祝いのテープカットをして記念式典に華を添えた。

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