明石元二郎顕彰会、蔡英文次期総統就任に向け一般社団法人化へ

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明石元次郎顕彰会の役員らは1月31日、池袋の東明飯店で新年会を開催し、5月20日の蔡英文次期総統就任式典に向け、同会の一般社団法人化に向け手続きを進めていると発表した。一般社団法人設立後に理事長に就任する予定の渡辺隆氏によると、一般社団法人化は「明石元二郎氏を一生にかけて讃え、顕彰してくための試み」だという。なお、渡辺氏は桃園市顧問の盧孝治氏に対し、同会として10人〜20人以内の蔡次期総統就任式典への招待状の発給を依頼している。

左から「明石元二郎の生涯」著者の清水克之氏、明石元二郎氏の孫・明石元紹氏、元衆議院議員の中津川博郷氏、明石元二郎顕彰会事務局長の不破光一氏、次期理事長の渡辺隆氏
左から「明石元二郎の生涯」著者の清水克之氏、明石元二郎氏の孫・明石元紹氏、元衆議院議員の中津川博郷氏、明石元二郎顕彰会事務局長の不破光一氏、次期理事長の渡辺隆氏

同会は、台湾第7代総督で台湾の金融や電力、教育に貢献した故・明石元二郎氏の顕彰及び日台間の交流を目的に、5年前に日台交流同友会から派生した会。日台交流同友会としては、8年前の陳水扁総統就任式典の際も訪台し、現地で国民党から民進党への政権交代を見届けた。

蔡氏が総統に当選して、すぐに祝電を送ったという同会の相談役で明石元次郎氏の孫、明石元紹氏は、「(今回の蔡政権誕生は)台湾にとって大変な事だ。台湾人として、台湾で主導権をとるために努力して来た人の中には、既にお亡くなりになった方もいる。(今年は)その方々に是非見て頂きたかったお正月だと思っている」と述べたほか、「国際関係は非常に複雑だ。民進党は、実を取るようにすれば良い。民進党は国民党に比べると純粋で策略的でないところが有り、苦労なさると思うが、今度の蔡総統はしっかりしたようなので、期待したい。また、『自分たちは台湾人で大陸の人とは違うのだ』ということを中心に活動して頂きたい」と語った。

明石元次郎氏の孫、明石元紹氏
明石元次郎氏の孫、明石元紹氏

一方、同会に参加した元衆議院議員の中津川博郷氏は、「今、台湾は先日の選挙により大きく変化し、発展している。民進党との関係が深い私としては毎日ワクワクしている。早く日本の若者も(新政党の)時代力量の若い議員らのように、活動し頑張ってもらいたいと思う」と述べていた。

元衆議院議員の中津川博郷氏
元衆議院議員の中津川博郷氏

 新年会にはこのほか、板橋区議会の高沢一基議員、「明石元二郎の生涯」著者の清水克之氏、台湾と桜海老産業のビジネスなどを行うジェイエムの堤真人社長らが出席した。

明石元二郎顕彰会役員ら
明石元二郎顕彰会役員ら

明石元二郎氏は、総督在任中、台湾電力の設立や水力発電事業を推進したほか、日本と台湾が均等に教育を受けられるよう法の改正などを行うなど、多くの実績を残している。

 

 

 

 

 

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