台湾人「チーバくん大使」、オリジナルメニューで千葉食材をPR

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千葉県の農林水産部と連携し「フードアクションちば」として地産地消を提唱する制度に登録しているホテル・ウィシュトンホテル・ユーカリ(千葉県佐倉市=佐藤三作総支配人)は1月11日から3月31日まで、同ホテル内のフレンチ料理レストラン「ディネット」で千葉県産の食材を使った「チーバくんスペシャルメニュー」を提供している。

ホテル・ウィシュトンホテル・ユーカリで千葉県産の食材を使った「チーバくんスペシャルメニュー」提供
ホテル・ウィシュトンホテル・ユーカリで千葉県産の食材を使った「チーバくんスペシャルメニュー」提供

同メニューはチーバくん大使である台湾出身の余紀萱さんが企画担当し、千葉産牛肉と野菜を使用しライスでチーバくんの形を模った「不思議なカレーライスセット(¥1600)」や、千葉産イチゴを使用し、中央にチーバくんの顔を描いた「情熱ケーキ(¥680)」、中身に千葉産ピーナッツクリームが入った「未知のパン(¥180)」など、独自のメニューを久米博樹洋食総括料理長と共に考案した。

「不思議なカレーライスセット(¥1600)」
「不思議なカレーライスセット(¥1600)」
「情熱ケーキ(¥680)」、
「情熱ケーキ(¥680)」
「未知のパン(¥180)」
「未知のパン(¥180)」

同メニューの提供開始を記念し、チーバくんの誕生日でもある1月11日には、同ホテル2階ロビーでオープニングセレモニーが開催され、衆議院の奥野総一郎議員、千葉県議会の西田三十五議員のほか、余さんと同じく「チーバくん大使」を務めるフィリピン・インドネシアなどの留学生らも参列した。同セレモニーでは試食会も行われ、来場者はメニューを味わった。

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オープニングセレモニーに参加したチーバくん大使ら

西田議員はセレモニーに、自ら用意した台湾の青天白日満地紅旗柄のTシャツを着て来場し、「チーバくん大使には全世界に千葉の良いものを広めて頂きたい」と余さんを激励した。また、奥野議員は、「(福島の)原発事故により、日本の食の安全が問われており、千葉の食品も、福島に近いということで禁輸になっている国もある。チーバくん大使の皆さんには今回のようなイベントを通じて、千葉の食材は美味しくて且つ安全だ、という事を発信していただきたい」と期待を述べた。

企画担当の余紀萱さん(左)と千葉県議会の西田三十五議員(中央)
企画担当の余紀萱さん(左)と千葉県議会の西田三十五議員(中央)

余さんは、「温暖な千葉は、魚や野菜などたくさん美味しい食材があります。また、成田空港に近いウィシュトンホテルは、海外の観光客に対して良き発信の拠点です。ぜひ台湾にもPRしたいと思い、千葉県と連携して今回の企画を発案しました。これからもチーバくん大使として、台湾人として、両国の交流に貢献したいです」と語った。

台湾の高校を卒業してすぐに来日した余さんは、今年で日本在住9年目。千葉は在住2年目で、2015年6月に千葉県の森田健作知事からチーバくん大使に任命され、この半年間で、銚子・木更津・鴨川・大多喜など千葉の観光名所を廻り、その情報を母国語で発信している。2014年から千葉県の山万株式会社に勤め、2015年9月には台湾桃園市の鄭文燦市長から桃園市市政顧問に任命されたほか、今年の1月には台湾南投県集集鎮陳紀衡鎮長から鎮務顧問に任命されるなど、日台の架け橋として両国の交流に貢献している。

 

 

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