今季から四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスでプレーする台湾球界の大スター、張泰山内野手(元統一セブンイレブン・ライオンズ)は3月1日、徳島インディゴソックス共同オーナーの荒井健司氏ら一行と共に台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表を表敬訪問し、沈代表は張選手を激励した。
沈大使は一行に対し、「今までも、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やプレミア12などで日本と台湾の野球交流が行われており、野球は日台交流において重要な役割を果たしている」と説明した上で、「張選手の徳島インディゴソックス入団は、四国を訪れる台湾人観光客増加の手助けになると信じている。張選手は日本でもレジェンドになるだろう」と期待の意を語った。
また、荒井オーナーは、徳島インディゴソックスが昨年台北の天母球場で台湾人社会人チームと交流戦を行ったことを紹介し、「同球団は昔から台湾と縁が深い。今後このご縁を更に深くしていければと思う。張選手には、入団後、若い選手たちにプロの選手としてのあるべき姿を教えてもらいたい。さらに、プロ入り通算300本のホームランを打ってくれることにも期待している」と述べた。
張選手は訪問後、台湾新聞の取材に対し、「よりよいチームになるように一生懸命頑張りたい。また、最終的には(同独立リーグ)で首位を取れるようにしたい」と目標を述べたほか、家族で徳島に移り住む事については、「妻も子供も私を支持してくれている。私自身も初めての国外生活なので、家族がいてくれることで安心して野球ができる」と話した。
同球団のホームページによると張泰山は、台湾体育学院から1996に味全ドラゴンズに入団し、2000年から興農ブルズ、2011年から昨年まで統一セブンイレブン・ライオンズでプレーした。今季からは徳島インディゴソックスに入団し、背番号49で日本のピッチに立つ。