当日は、台湾の美食文化を伝えるため、30以上のグルメブースを設け、タピオカミルクティー、台湾ビール、台湾麵線や臭豆腐など台湾人気グルメの販売を行ったり、中央ステージではさまざまなイベントやパフォーマンスを行われ、平日にも関わらず大盛況だった。
なお、初日には開幕式が開催され、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、台東区の服部征夫区長、衆議院の辻清人議員、台湾文化センター朱文清長、亜東親善協会の大江康弘会長など多数の来賓が出席した。
さらに、開会式の中では、同祭り目玉でもある台東区のアメヤ横町(以下:アメ横)と台北のアメ横と称されている「迪化街」の姉妹ストリート締結の調印式が行われ、各ストリートの代表は壇上で握手を交わし、今後の交流に期待を示した。アメ横商店街連合会の星野勲会長は「アメ横は安心、安全で、世界に誇れるストリートである。姉妹ストリート締結をきっかけに今後は交流を深め、台湾観光客増加に期待」と話した。また、台北霞海城隍廟の張富釣事務局長によると、今年中には、相互を訪問し、具体的な交流内容について話し合いを行うとしている。
また、主催の錢代表理事は開会式あいさつで、「台湾の美食文化の紹介と、台湾と関わるあらゆるイベントが同祭りに集結している。今回は台湾から約70人が来日し、ステージでのパフォーマンスなど尽力を注いでおり、どうか私たちの情熱を受け止め、楽しんでほしい」とコメントした。
また、二木会長は、パンダの赤ちゃんが6月22日に誕生した事に触れ、「3年前に台北の動物園に行き、パンダ視察を行ってより、国際交流を開始している。今後も台北市と台東区の国際交流の発展に期待」と話した。
来賓として出席した謝代表は、「日本人に台湾の文化をこのような大きなイベントで紹介できるのは、とても意義がある事である」と強調したほか、「出店しているグルメはどれも台湾の代表するもの。台湾のグルメの楽しさを味わってほしい」と述べた。服部区長は、「ちょうど七夕の日に、アメ横と迪化街が姉妹ストリートとして締結し、この事は台東区と台北市の架け橋として素晴らしい事だ」と主張した。
台湾祭りでは楽しめるイベントが盛りだくさん!
一方、ステージでは終日さまざまなイベントが繰り広げられた。嘉義火焔舞蹈団によるダンスや蘭陽森巴舞踊団のサンバダンス、映画「台湾萬歳」の酒井充子監督らによるトークイベントなどのパフォーマンスは終始会場を盛り上げた。
さらに、同祭り特別企画として、映画「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」の谷内田彰久監督と、実話の主人公である茂木さんが、映画の裏話についてのトークショーを行ったほか、同映画の主題歌を歌っている「ericka hitomi」も駆けつけ、同主題歌を来場者に披露した。
さらに、来場者参加型企画として、日本人と台湾人のカップル二組が壇上に上がり、谷内田監督と茂木さんが出したクイズに答えたり、カップルで抱き合って風船を割るゲームを行うなど、来場者にも楽しめるイベントとなった。
明日の8日には、日本と台湾両国で活躍している男性歌手「中孝介」や、最近日本人の間で話題になっている台湾人4人組イケメンバンド「noovy」なども登場し、台湾祭りを盛り上げてくれる。
(2017/7/7)