台湾文化と台湾語がワンコイン(500円)で学べる講座がこのほど、浦和美園駅直結の埼玉高速鉄道SRカルチャースクールで開講した。
同講座では、「台湾語をちょっとかじってみたい」、「台湾旅行で話してみたい」という人を対象に台湾の食文化や、台湾旅行のすすめ、さらには台湾人と日本人の子育ての相違などさまざまな観点から台湾の文化・風習を中心に学びながら、内容に沿って簡単な会話フレーズも学んでいく。
開講初日である8月10日には、28人の生徒が集まり、予想人数を上回り急遽大きめの教室に移動するほどだった。来ていた生徒は、友達同士だったり子供連れだったりとさまざまだったが、みな「台湾のイベントやグルメだけではない文化や言葉を知ってみたい」という台湾に好印象を持つ人ばかりだった。50代女性は「台湾に一度旅行行った事があるが、必ずもう一度行きたいので、講座に通って、少しでも台湾語がわかるようになりたい」と話した。
なお、同講座は、日本生まれ日本育ちの台湾人の周東孝一さんと妻である李佳容さんが開いたもので、ワンコインという事で気軽に行けるのが特徴的である。
李さんは、「台湾文化を深く教えている講座があまりないので、試しにやってみようと思って始めた講座。まさかこんな大勢の人が来てくれるなんてびっくり」と話した。また、李さんによると、同カルチャースクールを運営している埼玉高速鉄道が協力的に宣伝を行ってくれているため、同講座についての問い合わせが多数あるとの事。
周東さんは、同講座は「月2回の半年間」との契約となっているが、生徒の要望によっては都内で開講するなど、今後の展開も考えているという。
「同講座を通して、台湾語でお礼を言えたり、台湾の友達が出来たり、日本と台湾の友好が深まれば嬉しい」(周東さん)。
なお、周東さん夫婦は、同講座のほか、基礎から教える中国語講座と日本在住の外国人の日本語学習をサポートする講座も同8月より開講している。
(2017/8/10)