台湾文化センター主催の台湾ショートフィルム上映イベント「台湾未来映画週間」の開会式が10月22日、台湾文化センターで行われ、台湾からフォルモサ国際映画祭のフェスティバルディレクター・洪馬克監督、林學寬監督、李彦勳監督が出席した。
ゲストで出席した映画プロデューサーの日本人・cが進行しながら、座談会形式で、3人の監督それぞれ自身が制作した約15分のショートフィルムについて話した。きっかけとなったエピソードがあったのか、このフィルムで一番何を伝えたかったか、など様々な会話が繰り広げられた。
夏原氏は、洪監督の作品「替生(リプレース)」は、開始8分後にはエンドロールが流れ、終わったかと見せかけた後、残りの部分を放映する、という日本映画では見た事のない手法を使用していた事に触れる場面もあった。同イベントでは、「映像を通じ、台湾映画の特徴や文化についても触れる事ができる」とした。
同イベントのキュレーターも務めた洪監督は同イベント終了後、「台湾のショートムービーを日本に紹介する機会ができて嬉しい。今後は日本の映画と色々な形で合作し、日本市場にマッチングしていきたい」と話した。洪監督によると、台湾ではショートフィルムが浸透してきているという。
なお、同開会式には、台湾未来映画発展協会の林瑋倫会長、台湾文化センターの朱文清センター長ら多数の来賓が出席した。
同イベントは、台湾ならではの文化や魅力の発信と、映像の発展性促進を目的に昨年より開始、2回目の開催となった。今年は「愛」、「青春無敵」、「動画狂想」、「生命探索」と4つのテーマに、台湾のショートフィルム全35本を同22日、23日の二日間、台湾文化センターで一挙上映した。