台湾東部の大地震、安倍首相がお見舞いメッセージ

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安倍首相は「台湾加油」とのお見舞いのメッセージを送った(安倍首相のfacebookページより)

 

台湾東部の花蓮沖でマグニチュード6.4の大規模な地震が発生した事を受け日本の安倍晋三首相は2月8日、台湾国民にお見舞いのメッセージを送った。安倍首相は、「東日本大震災の際に、古くからの友人である台湾の皆様から本当に心温まる支援を頂いた事を、今でも日本国民は良く覚えています。台湾の困難に際し、日本としては必要な支援を何でも行いたいと考えています」と述べ、捜索・救助活動を全力で支援する考えを示した。さらに、同午後には同メッセージに加え「台湾加油(台湾頑張れ)」と励ましの言葉を毛筆で書く様子を写した映像を自身のフェイスブックに投稿した。

これに対し、台湾の蔡英文総統はツイッターで「安倍首相からのお見舞いは、まさかの時の友は真の友、まさにその通りです。このような困難な時の人道救助は正に台日双方の友情と価値観を体現するものだと思います」と感謝の意を示した。

地震は、同6日現地時間の午後11時50分(日本時間7日午前0時50分)ごろに起きた。震源は台湾東部の沿岸から20キロ。台湾メディアによると、現在の地震による死者は計10人、けが人は270人に上っている。また、中央災害対策センターによると、倒壊した12階建て集合住宅兼ホテル「雲門翠堤大楼」では、同ビルに入居するホテルの宿泊客7人の安否が依然として分かっておらず、懸命な捜索活動が続けられている。

なお、日本の外務省は、同8日、専門家チーム計7人の台湾への派遣を決めたと発表し、同日午後に現地入りした。生存率が急激に下がる「発生後72時間」が近づくのを前に、行方不明者の捜索、救助を支援する。