台湾を中心に全アジアから絶大な人気を誇る中華系マレーシア人シンガーソングライターの光良は3月18日、Zepp Tokyoで初来日公演「光良 第一次 東京演唱會〜Michael Wong 1st concert in Tokyo〜」を開催した。
以前より日本のファンから「日本でコンサートをしてほしい!」と熱望されていた光良。ファン待望の日本初公演となった同公演では、約2時間のステージで、「掌心」、「是你變了嗎」、「傷心地鐵」など全22曲を披露。また、人気曲の「如果你還愛我」は東京公演に合わせボサノバ風にアレンジしたほか、「天堂」と「勇氣」はキーボードを自ら奏で弾き語りでファンを魅了した。さらにアンコールでは光良の代表曲とも言える「童話」と「第一次」を歌い、会場はこの日一番の拍手で包まれた。日本人のファンからは、「15年以上ファンです。やっと東京で光良の公演を見る事が出来て、感動で一曲目から泣きっぱなしでした。また来て欲しい」と喜んでいた。
なお、客席には当時「童話」の編曲を担当した中村タイチ氏の姿もあり、光良はステージ上から、「中村さんのアレンジがなければ今の僕はなかったかも知れない」と感謝の言葉を述べる場面もあった。中村氏も、「実は公演は初めて観させてもらった。(童話を)十数年越しに聴けてよかった」とコメント。公演後はバックステージで十数年ぶりに再会を果たしていた。
また日本で公演を!
光良は今回の公演について、「初めての日本公演という事で、日本のコンサートの習慣がわからないので最初は少し心配していた。でも終った今となっては、終ってしまうのが寂しいという気持ちです。もし機会があれば是非また日本で公演をしたいと思う」と今後の日本での公演に期待を話した。
また、一昨年に突然『今まで長い間応援してくれた日本のファンの為に日本で公演を試してみようかな』という思いになり、様々な縁が相まってこの度の公演が実現したと話すファン想いの光良。インタビュー後には会場の外で光良を待っていた“光良国際後援会”のもとへと出向き、一緒に写真撮影をするなどして東京公演の成功を祝していた。