台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台北で過ごした日本の人気歌手・一青窈は3月21日、東京国際フォーラム ホールCで音楽祭「一青窈謝音会~アリガ十五~」を開催。同音楽祭は、昨年デビュー15周年を迎えた一青窈がファンや親しいアーティストへの感謝を込めて行われたもので、一青窈と親交の深い台湾のクラウド・ルー(盧廣仲)もゲスト出演し、一青窈とコラボレーションするなどして15周年を祝った。
クラウド・ルーは、序盤のステージで「早安,晨之美!」と「藍寶(RAINBOW)」の2曲を披露。一青窈も一緒に中国語で歌い、2人の声のハーモニーに観客約1500人が聴き入った。また、後半では再びステージに登場し、クラウド・ルーが一青窈に楽曲提供をした「勝負!!!」を2人で熱唱。会場も手拍子するなど盛り上がりをみせた。
クラウド・ルーは「最初はとても緊張しました。日本でのイベントでのゲスト出演というのは初めてだったので。しかし、日本のミュージシャンや ゲストアーティストと演奏してとても楽しかったです。短い時間にたくさんの内容が盛り込まれた素敵なイベントでした!」とコメント。また、日本での今後の活動については、「今度は、ワンマンLIVEも頑張ります!」と、今年11月16日にマイナビBLITZ赤坂で開催予定のライブへ意気込みを語った。
この度、クラウド・ルーのゲスト出演については、2014年に日本のTV番組で共演した事がきっかけで、一青窈がクラウド・ルーに楽曲提供を依頼。「勝負!!!」を作曲し、その後交流が深まった。そして昨年、日本でのアルバムリリースでクラウド・ルーが来日した際に、一青窈とクラウド・ルーの対談取材を実施。今回のイベントのオファーへと繋がった。
同音楽祭にはその他、岸谷香、ゴスペラーズ、さかいゆう、社長&タブゾンビ(SOIL & “PIMP” SESSIONS)、鈴華ゆう子&町屋(和楽器バンド)、谷川俊太郎(詩人)、水野良樹(いきものがかり)ら豪華メンバーが出演。さかいゆうもクラウド・ルーについて、「最高ですね。歌も良いし、ギターも良い。ドラムが聞こえてくるギターだった」と絶賛していた。
同音楽祭は、5月20日にWOWOWライブで放送予定。