「東京崇正公会」中原昴氏が新会長に就任

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交代式の様子、左から劉得寛前会長、客家委員会の楊長鎮副主任委員、中原昴新会長

 

東京都内のホテルで4月8日に開催された在日客家系住民の親睦団体「東京崇正公会」の第52回懇親大会において、同会の会長交代式が行われ、次期会長に中原昴(中国語表記:劉南強)氏が同日付けで就任した。客家委員会の楊長鎮副主任委員が立ち会った。

参加者記念撮影

中原氏は新会長就任に際し、「この度会長に就任する事ができ嬉しい。現在東京地区の客家の団体は3つあり、少し分裂ぎみなところがあるので、一つの会にしたいと思っている」と述べたほか「客家の言語や文化を広めていきたい。今後台湾文化センターなどで客家語教室を開きたい」と意気込みを述べた。

なお、同会には台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表が出席したほか、新竹県の邱鏡淳県長、桃園市客家事務局の蔣絜安局長、新北市客家事務局の頼金河局長ら多数の来賓が台湾から同会に出席した。

桃園市客家事務局の蔣絜安局長
会場の様子

客家委員会の楊副主任委員によると、客家の血を引く台湾の蔡英文総統が就任してより、客家の言語は少数民族の言葉から、国家言語で定められるようになったという。今年の3月20日には客家語のラジオ局も開始されるなど、近年台湾政府は客家の言語や文化の保持に力を入れている。

最後には盆踊り

なお、同会では、台北市私立東山高級中学管弦楽団らによる演奏のほか、客家伝統のポテヒのステージ、客家の楽曲や組曲の披露も行われ、客家文化を味わえる内容にもなっていた。