台湾協会、日本李登輝友の会、東京台湾の会は共催で5月24 日、奥多摩笠松展望園内にある「台湾出身戦没者慰霊碑・慰霊塔」の参詣を実施した。
当日は台湾出身戦没者慰霊碑・慰霊塔前において、臨済宗地蔵院大井博文副住職により法要が執り行われたほか、法要終了後には、旅館「馬頭館」で懇親会を開催した。
同参拝は毎年行われる恒例行事だが、参加者の多くの湾生が高齢化している事や、旅館「馬頭館」が閉鎖される可能性などもあり、来年の開催が危ぶまれている。
「台湾出身戦没者慰霊碑・慰霊塔や、大和市にある『少年工慰霊碑・台湾亭』など、こうした台湾人を慰霊した場所は、今後、日本人も台湾人にも忘れ去られてしまう可能性があり、なんとか若い世代に伝え引き継いでいただければと願っています。私としては、台湾の方々にもこの慰霊碑を訪れていただき、奥多摩の観光をもしていただき、新たな交流の場になっていただければと思っています」(東京台湾の会・事務局長の簡憲幸さん)