台湾18大学が学生誘致に向けてPR

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横浜中華学院で行われたフェアの様子

 

台湾の18 大学はこのほど6月19日、日本台湾教育センターが開催する「留学フェア」に出展のため来日し、各所で日本人留学生誘致に向けたPR活動を行っている。

初出展した国立高雄大学もPR

今年は長榮大学、建國科技大学、国立高雄大学、清華大学の4大学が初出展となった。国立高雄大学は、創立よりわずか18年と年数が浅いため認知度がまだ低く「先ずは当校の存在を知ってもらいたい」との理由から出展。担当者によると、現在在学中の日本人交換留学生は約20人、4年制の正規留学生は1人と他大学と比較すると圧倒的に少ないという。「今回の出展で、日本人学生の市場調査を行っていく」と意気込みを見せていた。

学生一人ひとりに熱心に説明

一方、7回目を迎えた今年の同フェアでは、新たな試みも見られた。昨年までは台湾留学を考えている高校生を対象に同フェアが行われていたが、今年は、大学や高校の担当者、留学エージェントらを招待し、各台湾の大学とのゆっくり商談ができるプログラムが取り入れられた。日本台湾教育センター郭艶娜主任は「姉妹校提携などのきっかけになれば」と新たに取り入れた目的を話したほか、今後は高校生留学においても力を入れていきたい、とした。同プログラムは同22日、学習院大学内で行われた。

 

横浜中華学院で学生らにPR

 

同21日には、例年通り横浜中華学院でも同フェアが開催された。一般公開もしていたが、参加者は同学院の生徒が大部分を占めていた。参加した高校二年生の日本と台湾ハーフの男子学生は「一気に大学の説明を聞く事ができて嬉しい。参加した事で、台湾に行きたい気持ちが強まりました」と話した。

フェアに参加した横浜中華学院の生徒

なお、同会場では、同学院の中学生の参加も目立った。同学院の担当教師によると、大学進学の準備は中学生から始めるのがベストだとし、「大学進学のための資格や知識など、中学生の時に知っておくべきである」としている。