台湾の「釈迦頭」が日本へ初出荷~記者会見でPR~

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台湾東部・台東県特産の「釈迦頭(しゃかとう)」と呼ばれるバンレイシがこのほど、初めて日本に向けに輸出されることになり10月2日、台北駐日経済文化代表処(東京都港区白金台)で記者会見が開かれた。台湾から立法院劉委員櫂豪氏、行政院農業委員会国際処処長洪忠修氏、台東地区農業総幹事李建通氏らが出席して台湾で人気のフルーツをPRした。

櫂豪氏は挨拶で「この1~2年間で検疫や手続きの問題も解消し晴れて釈迦頭を日本に輸出することができました。10月4日の国慶節の直前に紹介できた事は代表処の皆様の尽力の賜物です」と述べた。また、洪忠修氏は「お持ちしたのは冷凍の釈迦頭ですが新鮮です。ぜひ日本の皆様にも味わってほしい」と述べた。

釈迦頭(しゃかとう)と呼ばれるバンレイシ

一方、代表処の謝長延代表は「冷凍技術の賜物です。日本で食する機会を与えてくれて関係者の皆様に感謝致します」と述べた。

一般に釈迦頭は傷みが早いため、これまでは台湾国内での流通にとどまっていたが、急速冷凍の技術が開発された事で台湾からの輸出が可能となり、去年より米国への輸出が始まり、このほど日本への輸出も可能となった。台湾の農業団体によると、目下、大手のスーパーマーケットやデパートと交渉を進めており、早ければ10月より販売開始する見通し。初年度の販売量は「100トンを目指す」としている。