『恋愛動物』(動物系戀人啊)10/30スタート日本初放送

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賀軍翔 (C)2018 Tianjin Golden Fox Culture Communication Limited All right reserved

マイク・ハー(賀軍翔)インタビュー

――『恋愛動物』への出演を決めた理由と、その経緯を教えてください。

「オファーは、昨年わりと早い時期にいただきました。当時は、ほかにも何本か作品がある中から選んでいる状況で、相手役が誰かも知りませんでした。それからクランクインの1、2カ月ぐらい前にまた打診を受けた時、初めてヒロインがジリアン・チョンさんだと知りました。この作品はテーマがとても新鮮だし、元々友達だったジリアンとは共演したことがなかったので、僕たちの組み合わせも新鮮味があるのではないかと思い、出演を決めました」

――マイクさんが演じた王大樹(ワン・ダーシュー)は、不器用だけど誠実な男性ですね。これまで演じられてきたクールなイケメンタイプとはかなり違いますが、どのように役作りをされたのですか?

「まず髪を特に短く切って、実直な雰囲気に見えるよう前髪を作りました。監督からは、眼鏡をかけたほうがいいと提案があったので、眼鏡もずっとかけています。そうした作りこみで、これまでの僕のイメージから脱却して、王大樹らしくなったと思います」

――今回演じられた王大樹(ワン・ダーシュー)と似ている部分はありますか?

「王大樹はとても誠実でストレートな人です。僕も比較的ストレートなほうなので、そういう部分はとても似ていますね。でも自分が欲しいものを諦めないところはあまり似ていないと思います。それに僕は、彼のように誰かのためにいろいろ計画したりはしない、自由気ままな性格ですね」

――相手役のジリアン・チョンさんとの共演はいかがでしたか?

「僕たちは、以前『スターな彼』で共演したシャーリン・チョイさんの紹介で知り合いました。共演する前は、ちょっとクールでお嬢様っぽいイメージがありましたが、実はとても面白い人だと知りました。現場ではいつも明るくて、みんなと何か食べたりしていましたね。ただこの作品で(香港人の)彼女にとって大変だったのは、中国語(北京語)を話さなければならなかったこと。中国語(広東語)が彼女の母語なので、時々発音を間違えて、みんなを笑わせていました」

――では彼女とのシーンで特に印象深いことは何ですか?

「夫婦になってからの親密なやり取りです。監督から、普通のテレビドラマのようなキスシーンではなく、よりリアルな夫婦に近いものを撮りたいと要望があったので、首にキスしたり、ちょっと露骨にしたりしたのがとても印象深いです」

――王大樹(ワン・ダーシュー)は妻の楚之河(チュー・ジーハー)に対してとても優しいのに、楚之河の王大樹への態度は冷淡すぎるように見えました。演じているとき、つらくなりませんでしたか?

「このドラマはさまざまな恋愛模様が描かれています。王大樹は、結婚前は優しくて情熱的だったのに、結婚後は老夫婦のように妻に気を遣わなくなります。楚之河が王大樹に対して冷たくなったのは、たぶん誤解が生じてお互いの間に溝ができてしまったから。人付き合いが気まずくなるのは、往往にして小さな誤解が重なって、摩擦が生じ不満が募っていくのが原因です。ですから、本当の夫婦間にもありそうな、リアリティーがあったと思います。演じている時は特につらくなかったですが、もし現実に相手に冷たくされてどうしていいかわからない、冷戦のような状況になったら、とてもつらいと思います」

――一番印象に残っているシーンは?

「義父役のルオ・ベイアンさんとの海辺のシーンです。自分の娘に対する誠意を測るために、砂浜に穴を掘らされて、そこに僕自身が埋められるのですが、本当に大変だったんですよ。とても暑い日、全身砂浜に埋められた状態で、ルオ・ベイアンさんと演技をしなければなりませんでした。以前、『愛情合約〜Love Contract〜』というドラマでも同じようなシーンを演じたことがあるのですが、砂の重みで息苦しくなり、言葉も出てこなくなるんです。今回も危うく気を失いそうになったほど大変だったので、とても印象に残っています」

――チュウ・ヨウニン監督の作品にご出演されてみていかがでしたか?

「チュウ・ヨウニン監督は演技に対してとても厳しい監督だと聞いていたので、撮影前に心の準備はしていました。監督は演技にこだわりがあって、何度も撮り直しをするし、長回しも多い方です。でもそのような撮影スタイルは、演技が鍛えられるし役にも入り込めるので、かえって好きだと感じました。何度も撮り直した後に、また最初から最後までやり直しということもあるので、僕たちも大変ですが、機材をかかえて役者を追って行ったり来たりするカメラマンも大変だったと思います。一般的なテレビドラマの撮影のように、据え付けのカメラではないので、監督の撮影手法は映画に近いですね」

――1シーンは大体どのくらいの長さなんですか?

「7、8分から10分くらいです。基本的にはNGを出してはいけないし、あるシーンでは奥の部屋からリビングに移動して、監督からカットがかかるまで演じ続けました」

――このドラマのような電撃結婚、スピード離婚というのは、台湾の若い世代の傾向が反映されているのでしょうか?

「ええ。ずいぶん以前からですが、考え方がどんどん開放的になってきていることと関係があるといます。例えば僕の友人も1カ月で電撃結婚をして、その後に初めてお互いの間にいろいろ問題があったことがわかり、離婚しました。もし子どもがいたら、片親の家庭を生むことになります。ですからこのドラマは、結婚前は熟考して、相手が一生一緒に歩んでいける人なのかを考えられるようになる、いい教科書になると思います」

――タイトル『恋愛動物』にちなみ、自分を動物にたとえるとしたら?

「馬でしょうね。馬はとても規則的な動物で、運動好きです。仕事にも真面目で、エネルギッシュ。僕は、もちろん休むときはのんびりしますが、長い休みは1、2カ月もあれば十分。あとは自己管理をしっかりして仕事モードに戻ります。きっと職業柄もあるでしょうね。1本の作品が終わると暴飲暴食したくなりますが、その後すぐに元の状態に戻そうと意識します。オファーが来るのは大体突然なので、普段からダラダラせずに運動もして、いつも自分を最高の状態に維持していなければいけないんです」

――プライベートでもご結婚されましたが、家庭円満の秘訣、あるいは特に努力していることは?

「実は特別なことは何もしていません。でも今は家族と共に過ごせる生活を大事にしています。子どももだんだん大きくなっていくので、その成長を見るのは嬉しいですね。子どもが癇癪を起こしても、それも親としての経験なので、今のこの時間を楽しんでいます」

――これから日本でドラマをご覧になるファンの方に一言お願いします。

「日本の皆さん、こんにちは。マイク・ハーです。新しい出演作品がしばらく日本で放映されていなかったので、今回『恋愛動物』が日本で放映されることになり、とても嬉しいです。ずっと応援してくれている皆さんが、僕のドラマをもっと多くの人に広めてくれたら嬉しいです。ファンの皆さんが、台湾のイベントにも来てくれていることを知り、とても励まされました。これからも応援よろしくお願いします」

CS放送局 ホームドラマチャンネル

華流ドラマ「恋愛動物」

10/30(火)スタート!毎週(火)深1:15~2:15

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