2020年の台湾ランタンフェスティバルは、台中フローラ世界博覧会場でもあった「后里花博園区」と「文心森林公園」の二つの展示エリアで開かれます。最先端技術を駆使し、光とアートの融合で自然の風景を演出します。
メインランタンエリアとなる「后里花博園区」では、森林エリアと馬場エリアの二つに分かれています。森林エリアでは、「森林秘境」をメインテーマに著名なアーティストの林舜龍さんがデザインした「森生守護」（森林の生態系保護）をテーマにした大型芸術作品がメインランタンとして展示されます。作品は「大地の母」をモチーフして、高さ15メートルの「巨木」を使い、光で大自然に脈々と流れるエネルギーを表現し、人々に環境保護への深い理解と共感を訴求する台湾ランタンフェスティバルの新しいイメージを表現します。
「アートのミラクルワールド」と命名された「馬場会場」では、「動物狂歓ランタンエリア」、「企業ランタンエリア」を主軸とし、動物園の楽しい雰囲気と台中の地場産業のパワーを表現します。「伝統ランタンにメカニズムを取り入れ、テクノロジーとマルチメディアの応用により、ランタンアートの新たなフロンティアを創出します。
2019年12月21日より2020年2月23日までの期間は、サブ展示区となる「文心森林公園」では、親子で楽しめる展示をモチーフに、さまざまな祭りや童話のシーンをランタンで表現します。65日間の会期中はクリスマス、新年、春節、小正月のホリデーシーズンを跨ぐため、休日毎に「円満戸外劇場」でパフォーマンスが上演されます。
会場：后里花博園区、馬場会場、文心森林公園
会期：
メイン展示区：２０２０／２／８（土）～２／２３（日）
サブ展示区：２０１９／１２／２１（土）～２／２３（日）
URL：https://www.taiwan.net.tw/2020taiwanlantern/index_jp.html
メイン展示区交通アクセス：
1﹒台湾鉄道→「后里駅」下車、東出口へ向かい花馬道と天空歩道から歩いて后里馬場および森林会場まで。
2﹒高速鉄道→「台中駅」下車、台湾鉄道に乗り換え、「后里駅」で下車。
3﹒台北松山空港、桃園国際空港及び高雄小港空港→台湾新幹線に乗り台中駅で下車し、台鉄または市バスに乗り換え。
サブ展示区交通アクセス：
1﹒台湾鉄道→「台中駅」下車、市バス81、107番に乗り換え、「公益文心路口」下車。
2﹒高速鉄道→「台中駅」下車、市バス800番に乗り換え、「捷運文心森林公園站」下車。
景勝地、お土産案内
高美湿地
「高美湿地」は、面積は小さいながらも、乾地と湿地の土壌、砂質土壌、また沼地が相まっているため、豊富で複雑な湿地生態が形成されています。一帯は高美野生動物保護区として生態系が保護され、「台湾のウユニ塩湖」とも称されています。
国立台湾美術館
国立台湾美術館は、絵画・彫刻・版画・写真をはじめとした視覚芸術の普及と教育を目的に運営する台湾唯一の国立美術館です。明朝・清朝から現代までに集められた10000点を超えるコレクションを所蔵。定期的にさまざまなテーマの美術展を開催しています。
彩虹眷村
「彩虹眷村」は「彩虹爺爺（虹のおじいさん）」と呼ばれる黄永阜氏により地元で感動した事やモノなどを題材に壁面にカラフルに描かれたアートな一角。建ち並ぶ老家屋には色彩豊かでメルヘンチックなイラストが描かれ、国内外の行楽客が撮影に訪れており、台中で人気の景観スポットの一つとなっています。
逢甲夜市
台中の逢甲大学近くにある「逢甲夜市」は、観光客からも注目の高い人気の観光スポットです。安くて美味しいグルメやドリンク、雑貨屋台が無数にあり、台北の士林夜市にも匹敵する台湾でも最大クラスの夜市です。
大甲媽祖巡礼
媽祖巡礼祭りは、台湾の民俗文化のなかでも最も重要な行事であり、最多の参加者数を誇っています。毎年元宵節（旧暦正月15日）に、その年の巡礼出発の日時が決められますので、開催日は固定されていません。媽祖に付き従い、毎年各地を巡行する信徒の敬虔な信仰心を、宗教、芸術、地元文化の特色を融合しながら伝えます。
大甲芋頭
大甲は芋頭(タロイモ)の一大産地、台中大甲の芋頭は滑らかで柔らかな口当たりが自慢です。大甲芋頭で作られる芋頭酥(タロイモケーキ)、芋円冰(タロイモアイス)、蜜芋頭(甘く煮たタロイモ)等のスイーツはどれも台中ご当地美食として名を馳せています。
太陽餅
名実ともに台中の名産菓子の代名詞でもある「太陽餅」。サクサクのパイ皮に、さっぱり甘い麦芽糖の組合せが、後を引くおいしさと豊かな香りで人気を集めています。
麻辣鍋
台中には有名な麻辣火鍋店がたくさんあります。独特のスープを吸い込んだ食材に、トウガラシ、紅山椒、緑山椒等の組合せは、多様な香りとほのかにしびれる辛さを味わえます。辛党には病み付きになること請け合いです。
2020年ミシュランガイド、台中版が登場
台湾交通部観光局は、2019年11月14日に2020年版のミシュランガイドが台北市に加え、台中市のレストランを掲載することを発表した。
台中市は、台北市に次ぐ台湾の第二の都市として成長しており、日本でも大人気のタピオカミルクティー発祥の地として広く知られている。また、台中国家歌劇院や高美湿地、虹の村など有名な観光地が点在し、一年を通じて穏やかな気候に恵まれ、伝統と現代が融合する都市である。ミシュランガイド台中版の世界各国へ発行を契機に、魅力あふれる台湾グルメを求める人々が台中により多く訪れてくれることに期待している（2020年春発売予定）。
