ベトナムのお正月イベントに駆け付けた陳・福岡総領事

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華やかなベトナムのお正月イベント

台湾と活発な経済・文化交流を行っているベトナムのお正月「テト」を祝うイベントが1月12日に福岡市の天神中央公園で開催され、陳忠正・駐福岡台湾総領事が駆けつけてVu Binh在福岡ベトナム社会主義共和国総領事にお祝いの言葉を伝えた。

お祝いに駆けつけた陳総領事(右)とVu Binhベトナム総領事(中央)

台湾は1992年にハノイ市に代表処を、ホーチミン市に弁事処を設立し、ベトナムは1993年に台北市に代表処を設立するなど、様々な分野で長い交流の実績を積み上げてきた。

留学や仕事で福岡に住むベトナム人は増加を続け、昨年6月には福岡県内で16,000人超に達する中で(全国では372,000人)、今回、福岡総領事館設⽴ 10 周年と福岡ベトナム⼈協会開設を記念して新年の正月 「テト」 を祝うイベントが開かれたもの。

日本・ベトナム両国の国歌斉唱に続いて挨拶に立ったVu Binh総領事は、まず日本語で「おめでとうございます」と切り出した後、万葉集にある「令和」の名前の由来となった福岡で新春を迎えることの喜ばしさに触れ、今年がベトナムを代表する作詞・作曲家でもあるヴァン・カオの「初めての春」の歌詞にある「平和で明るい中で民族の素晴らしい日々がやってくる」のようになることへの期待を述べた。

次いで、ベトナム人コミュニティが民族の自負心を持ち、福岡・日本の人々と戦略的パートナーシップの上に立った絆を深め、それぞれの目標を達成できることを願うとともに、在福岡ベトナム⼈協会役員には、その実現に向かった2020年の方向性を示し、具体的計画を立てるように願っていると述べ、VIETNAMESE NEW YEAR IN FUKUOKAの事務局を代表して開会を宣言し、最後に「有難うございます」という日本語で挨拶を締めくくった。

戦略的パートナーシップの上に立った絆を深めたいと述べたVu Binh総領事

午前中は、小雨の降る生憎の天気であったものの、午後からは回復し、小さな子供を連れたベトナム人家族やベトナムを支援する人々など数千人がステージで繰り広げられる歌や伝統ダンス、ミス・ベトナム九州コンテストなどを楽しみ、ベトナム料理や果物が並ぶ屋台で買い物をするなど、新春にふさわしい楽しい一日となった。

ベトナムの歌や美しいアオザイを楽しむ大勢の人たち