雨がっぱ1万着超を寄贈~台湾の医療組織や企業ら

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雨がっぱの寄贈を呼び掛ける張武修会長(王輝生提供)

台湾の医療関連組織や企業などはこのほど、大阪市に向けて1万2000着の雨がっぱの寄贈を決め、4月16日より順次、大阪市や現地の医師会に贈る予定である事を発表した。

大阪市は、新型コロナウイルスの感染拡大による医療現場で防護服が不足するなか、広く代用品として未使用の雨がっぱの提供を呼び掛けていた。これを受けて、日本在住の台湾人医師が日台の医療業界の友人に働きかけ、実現したもの。

寄贈の働きかけは、大阪市内の病院で院長を務める王輝生さん。台湾の媒体「中央社中国語版」で大阪市が雨がっぱの提供を要請している報道を4月14日に知り、日台の医療業界の友人に即座に連絡。台湾の医療衛生関係者でつくる国際的ネットワーク、グローバル台湾メディカルアライアンス(全球台湾医衛総会)の張武修会長や在日台湾人から大きな賛同を得た。

寄贈元は同会に加え、レインウェアを製造する達新工業の胡柏墩会長や内湖テクノロジー園区発展協会の翁素蕙理事長、新北市アジア教育科学文化協会、放射線防護関連企業の貝克西弗。なお、王さんは、雨がっぱの寄贈について、江口克彦・元参院議員に大阪市への連絡を依頼したという。