台湾が本年の「世界保健機関(WHO)年次総会」(WHA)に招請されることを強く支持する。
第73回世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)は本年5月にスイス・ジュネーブで開催される予定である。健康は基本的な人権であり、人種・宗教・政治的信条、または経済的、若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つであることはWHO憲章で謳われている。その崇高な理念に心より賛同する。
台湾は2009年より8年連続でオブザーバーとしてWHAに参加し、世界の防疫ネットワークの一員として積極的に貢献してきたにもかかわらず、2017、18、19年、三年に渡り、WHOから招請状がなかった。これは上記WHO憲章に掲げた理念と著しく離反するものである。
人の移動が益々頻繁になる今日において、台湾がWHAに参加できない現状は伝染病防止、とりわけ現在世界中で拡散している新型コロナウイルス肺炎の地理的空白を生じさせるものとなり、日本在住の僑民団体としても強い関心を持たざるを得ない。有効な防疫対策を図るため、衛生保健におけるグローバルな連携は極めて重要であり、台湾のWHAオブザーバーとしての参加は欠かせることができない。日本各界も台湾のWHAへの参加が望ましいという立場を重ねて表明し、WHAに対して台湾への招待状発給を促すよう呼びかけている。
以上の経緯をもってして、我々はWHAへの参加を強く求めるのとする。
2020年3月23日
日本中華聯合總會、日本台灣商會聯合總會、世界華人工商婦女企管協會日本分會、東京台灣商工會、留日東京華僑總會、留日台灣同郷會、埼玉台灣總會、日本台灣不動産協會、日本千葉台灣商會、千葉縣中華總會 、 華僑協會總會日本分會 、東京崇正公會、茨城縣華僑總會、留日東京華僑婦女會 、 日本榮光聯誼會 、 東京中山學會 、東京高円寺阿波踊台灣連日本總會、華僑救國聯合總會關東地區分會、山梨台灣總會、日本國際客家文化協會、栃木台灣總會、群馬縣台灣總會、宮城縣台灣同郷會、日本台医人協会