台湾寄贈のマスク200万枚が成田に到着

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台湾政府から日本に向けて寄贈された200万枚のサージカルマスクが4月21日、貨物機で成田空港に到着した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続くなか、かねてより日華議員懇談会(古屋圭司会長=衆議院議員)からの救援物資の要望が具現化した。

 「台湾からの必需品の支援に喜びと併せ厚くお礼申し上げます」(日華議員懇談会)と物資到着後に感謝を表した。配布先については「スピード感と併せ公平性の見地から、特別支援学校をはじめ、全国規模で到着三日間をめどに個別配送を目指したい」とした。また、「まさかの時の友こそ真の友」と表し、「見返りを求めない純粋な気持ちを表する台湾に心から感謝します」と謝礼した。

これに対し台北駐日経済文化代表処(謝長延代表)は、台湾は「防疫がボーダーレス」という理念に基づき、「日本へ200万枚のマスクを寄贈しました」とし、「台湾が国際社会の一員としての責務を果たすのみならず台日双方にとって、まさかの時の友こそ真の友の証しを刻むこととなるでしょう」と述べた。さらに「感染情報の共有及び防疫交流を行い、国民の健康と安全の確保に尽力しなければなりません」と力強く表した。