台湾衛生福利部(陳時中部長)は5月17日、これまで6月末までの禁止措置の期限を待たずに医療用マスクの輸出を開始する事を決めた。台湾全人口約2300万人への備蓄量はすでに1億枚を突破しており、これにより、諸外国への供給体制が整ったためとみられる。なお、現在の一日たりの平均生産量は2000万枚に迫っていると言う。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に対し、早くからマスクの増産に注力している台湾は、国内の需要と生産のバランスの観点から段階的に輸出を解禁するとみられる。台湾政府が一定の量を買い上げ、それ以外は商用にする。今後は輸出解禁に向けた開始時期を詰める。マスクには「Made in Taiwan」と標記されている。