コロナに負けるな、留学生!

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記念撮影

新型コロナウイルスの感染に負けずに頑張る台湾の留学生を応援しようという「台湾スマイルフェア」が9月24日、福岡市中心部にある電気ビル共創館1階みらい広場で催され、街を行く大勢の人々が足を止め、台湾のグルメ食品や雑貨を販売するブースで買い物をしたり、コロナ収束後の台湾への観光を呼びかけるPRに見入った。

フェアを主催したのは一般社団法人九州経済連合会(麻生 泰会長)、九州台湾商工会(頼玉汝会長)、台湾在日福岡留学生会(李宣倫会長)で、台北駐福岡経済文化弁事処(陳忠正処長)と台湾貿易センター福岡事務所(駱慧娟所長)が共催した。

会場に立ち寄った人には、入り口で検温とアルコール消毒をお願いし、必要な方にはメイド・イン台湾のマスクを配るなど、万全のウイルス対策をして、買い物をしてもらったり、福岡在住の著名な二胡奏者である里地帰氏によるライブ演奏を楽しんでもらった。

来場者には検温やアルコール消毒をお願いした

この日は台風12号の余波を受けた生憎の雨にもかかわらず約700人が会場を訪れた。台湾ビールやパイナップルケーキを買い込んだ来場者の一人は「毎年のように台湾へ行ってグルメや観光を楽しんでいたのに、今年は行けずに寂しい思いをしていた。たまたま通りかかって立ち寄ることが出来てよかった。これでしばらく台湾を楽しめます」と話していた。

会場風景

売り上げの一部は、コロナでアルバイト先を失ったり、仕送りが少なくなった学生を支援する資金として台湾在日福岡留学生会に寄付された。

開会に先立って福岡経済文化弁事処の陳忠正処長(総領事)は、「台湾は過去に日本から様々な恩恵を受けてきたが、こうやって留学生支援のためのイベントを開催する場所や物資を提供して頂けるのも、新たな恩恵の一つだと考えている。今日はぜひブースに並べられた台湾の味や商品を楽しんでいただきたい。また同時にコロナ後の観光に備えて台湾のことを知って頂きたい。世界を取り巻く現在の困難な状況を乗り越えるために、日本と台湾が力を合わせて頑張りたい」と挨拶した。

続いて、福岡県議会の日台友好議員連盟会員である原中誠志議員のお祝いの言葉、九州台湾商工会の頼玉汝会長の開会宣言でフェアがスタートした。

開会式に臨んだ関係者の皆さん(左から竹下九経連参事、陳総領事、原田社長、原中議員、頼会長)