台湾中華電信(謝繼茂会長)は2020年12月末、5Gネットワークの構築に向け、国際通信機器メーカーである「ノキア」と「エリクソン」からそれぞれ62.5億元と63.4億元の5G機器合計125.9億元で購入すると発表した、この購入額は、長年投資してきた2G / 3G / 4G / 5Gネットワーク以来、1年間での最大の投資額。現在、台湾にある主要5社の通信会社では最大の投資額となる。
この投資で中華電信の5Gネットワークは、当初の予定よりも早く約70%の人口カバレッジになる見込み。高品位の通信品質が2021年より提供できるメーカーとなる。
中華電信の5Gネットワークは、2020年末の時点で5000近くの基地局を完成させている。謝会長は「2021年に10000の基地局を完成させることが目標」と話し、「今回の購入内容は、エリクソンによる5Gコアネットワーク機器の提供と中華電信北部地域での5Gネットワーク建設が含まれます。ノキアは主に大型基地局の調達に使用し、中華電信南部地区での5Gネットワークを構築します」と説明した。
中華電信の5Gの建設計画では、これまでの4Gの時に比べ10000の基地局を建設する時間は約半分となる。これは同社の「加速加量」計画の一環で、主に台湾政府と協力して5G建設設計を加速したもの。さらに、近く5Gネットワークのインフラストラクチャを完成させ、5G関連の業界チェーン及び5G革新的なアプリケーションサービスを主導的な役割でビジネスの繁栄を目指す。
なお、中華電信は2021年後半に小型基地局の購入を開始し、その後の2022年に大規模購入を計画している。
中華電信は現在、日本に現地法人を有しております。国際規模での通信事業にも注力しております。海底ケーブルの設置などもその一つです。コロナ禍のいまこそ、日本から全世界に向けたネットワークシステムを構築させ、企業向けに手助けを可能にしています。