テレビ東京系列の番組「きんだーてれび」で、毎週火曜日に放送されているアニメ『PUI PUI モルカー』が今年の1月より、台湾のYoutubeチャンネルに放送されている。台湾最大手のアニメ著作権代理会社「木棉花国際株式会社」の公式チャンネルで放送されているもので、毎回の再生回数が2月9日の発表で平均百万回を突破したことが判明した。
木棉花国際は「PUI PUI モルカー」の放送権を購入し、無料で自社の公式ユーチューブチャンネルで台湾の地域を限定して放送しているもの。今年の1月5日の第一話「渋滞は誰のせい?」のネット公開直後よりすぐにブームが始まり、これまでの再生回数も6百万を突破。その人気ぶりがソーシャルメディアで話題となり、台湾のメディアに広く報道されていた。
『PUI PUI モルカー』の毎回の放送時間は2分40秒余り。舞台はモルモットが車になったファンタジーの世界を描く。クリクリした目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足、モルカーたちの日常を送るショートアニメだ。視聴者からは「癒やしアニメ」と評価されている。第6話「ゾンビとランチ」は2月9日の朝7時半より放送され「ツイッターのトレンドで一位を占めた」という。
木棉花国際は1992年の創業。毎年海外より60作品程度のアニメを購入している。海賊版に対抗する措置として、2019年より公式ユーチューブチャンネルにてアニメ放送を開始した。近々では『鬼滅の刃』『ワンパンマン』『PUI PUI モルカー』などの名作をアップして人気を集めている。現在、台湾で人気を誇る「日系アニメ」に多大なる貢献していると言えそうだ。