中華文化総会主催の「奈良美智特別展」が3月12日より国立台北芸術大学関渡美術館で開幕し、同13、14日に初の週末を迎えると、入場者数は2000人を超えた。グッズも売り切れになるなど、盛況だった。奈良美智さんは、自らのSNSで入場行列の写真を載せ「並んでもらって申し訳ないです!しかし、とても嬉しい」と投稿した。
中華文化総会は、展覧会で用意されたグッズが売り切れとなり、出店が一時停止された事などから過熱するファンに対し「しばらく入場をやめよう」と呼びかけた。再開まで少し時間を要した。
展示された奈良さんの作品は、ペインティング、スケッチ及び彫刻を含め53作品。史上初の海外展示となった人気作品「Miss Moonlight」と今回の特別展に向けて創作した「Hazy Humid Day」が注目されていた。
この特別展は、日本台湾交流協会主催の「東日本大震災10周年」の関連イベントの一環として行われた。なお、6月まで台北で開催され、7月には高雄市立美術館、11月には台南市立美術館で開催する予定。