東京五輪のウエイトリフティング競技「女子59キロ級」が7月27日に行われ、台湾の郭婞淳(27)がトータル236キロで金メダルに輝いた。台湾にとって今大会初の金メダル。
スナッチ103キロ、ジャーク133キロを挙げ、トータルも含めていずれも五輪記録を更新した。
郭婞淳選手は台湾原住民(先住民)族アミ族の血を引く。中学時代にはバスケットボールや陸上競技を経験していたが、中学3年時に重量挙げで全国1位に。その後、高校から重量挙げ一本に絞り、2012年のロンドン大会で五輪初出場。16年のリオ大会では58キロ級で銅メダルを獲得した。今年4月のアジア選手権で、女子59キロ級世界新記録となるトータル247キロを挙げて東京五輪への出場を決めていた。
なお、今大会で台湾が手にしたメダルは金1、銀2、銅2(7月27日時点)。