台湾空軍嘉義基地所属の戦闘機F16Vが1月11日、定例訓練中に嘉義県沖の台湾海峡上で消息を断ち、のちに墜落した事がわかった。海に墜落したとの目撃情報があり、軍方による懸命の捜索の結果、パイロットの遺体の破片が発現され、同14日にパイロットの死亡が確認された。同型機の運用は一時見合わせとなり、現在点検作業が始まっている。
捜索は1月12日より墜落地点周辺から開始され、機体の残骸は同日見つかったがパイロットはまだ行方不明だった。しかし翌13日、国防部は現場で人の親指や皮膚、骨の破片が発見されたと発表。同14日にDNA検定を行い、パイロットの遺体の一部と確認され、パイロットの死亡が確認された。
空軍司令部によると、墜落の原因はまだ明らかにしておらず、1月17日に回収した事故機のブラックボックスから内容の解析を行う見通し。なお、同型機の運用は早ければ1月27日から再開するという。