逗子日台友好議員連盟の丸山会長が台湾について語る

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逗子日台友好議員連盟の丸山治章会長

逗子日台友好議員連盟の丸山治章会長は4月27日、参議院議長の山東昭子氏を表敬訪問し、昨年、参議院が世界保健機関(WHO)の台湾への対応に関する決議が可決された事に謝意を表し、感謝の言葉を伝えた。その後、懇親が行われた。会談後、丸山氏は次のように語った。

丸山会長が参議院長山東昭子さんを訪問

冒頭、昨年参議院が可決した台湾のWHOへの参加支持の可決は「やはりその影響が大きい」と述べた。

地方議会で日台友好議員連盟が立ち上がっている

パンデミックに発展した新型コロナウイルス感染症が収束しつつある現況下、今後の日台友好議員連盟の活動計画に関して「台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長を逗子に招聘して台湾の勉強会の開催、近年、日本で注目されている台湾祭の地元での開催、そして逗子の学生と台湾学生との交流会などを実施したい」と考えを示し、台湾への熱心さを語った。

また、地方議会が日台交流に与える影響については「地方では台湾への認識がまだ不足している。当面はその重要性を地方議員の中に浸透させたい」とし、「具体的に昨年より神奈川県の各自治体に日台友好議員連盟の立ち上げを推進している。これを軸に現在、神奈川県の各自治体に3つの準備会を立ち上げて年内の発足に向けて進めている」と説明した。

台湾訪問「機会があれば行きたい」

台湾では新型コロナウイルスによる厳しい水際対策が続いているが、コロナ収束後に台湾訪問の計画については「まだ決めていない。よろしければ張処長を通じて台湾訪問を叶えたい」と期待している。

台湾有事は日本有事「その通り」

安倍元総理による「台湾有事は日本有事」という主張については「その通り。21世紀になって、武力で国境を変えるという暴挙は許されない」と述べた。さらに日本を例に「日本の場合はロシア、北朝鮮、そして中国との紛争があり、まるで囲まれているようだ」と述べ「台湾と日本は民主主義の価値観を共有する国同士。台湾の重要性を日本人に認識してほしい」と述べた。最後に「地方議会をはじめ、台湾と日本のつながりをさらに深めたい」と期待感を示した。

丸山会長は昨年6月に「逗子日台友好議員連盟」を発足させた。今年3月には市議会議員に再選した経歴を持つ。