日薬大・実践社会薬学研究室がマスクの着用について心理テストを実施 来春の師範大・国際学会で発表予定

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国際学術大会発表予定者の沈さん(中央)、共同研究者の鷲崎さん(左)、多根井教授(右)

日本薬科大学実践社会薬学研究室(多根井重晴教授)らの研究チームは、着用マスクに関し、他人に与える影響などについて調査したところ、特に男子学生の場合、魅力的と考える色は『金』、似合っていると考える色は『青』であることを突き止めた。

 そこで、薬学生約160名を対象に追跡調査したところ、本音を隠せる色は『黒』、落ち着いている色は『白』、ミステリアスな色は『紫』、似合っている色は『白』、魅力的な色は『桃』となったものの、他人から落ち着いていると思われる色については、選択色の順位に違いが認められ、さらに他人から魅力的と思われる色については表現できないとの回答が特徴的であったと結論づけた。

 同チームの薬学部4年生・沈秀旼(シム スミン)さんは、「韓国で流行しているものが数多く、日本にも輸入されていることより、諸外国での調査をして消費者の皆さんの役に立ちたい」とコメントするとともに、来春、『2023運動休閒與餐旅管理國際學術研討會』で研究成果を口頭発表するとのこと。

一方、多根井教授は「新型コロナ感染症拡大を契機に、我々の生活様式もそれに応じて変化した。マスクの着用は、感染予防対策として推奨されるだけではなく、様々なマスクが市販されていることからも、これからはむしろファッションとして捉えることもできそうだ」とコメントした。

同チームの研究に、さらなる期待が膨らむ。