嘉義市長選が12月18日に即日投開票され、最大野党国民党の現職黃敏恵氏が再選を果たした。統一地方選は11月26日に実施されたが、嘉義市長選は11月2日に立候補していた黄紹聡氏が死去したため12月18日に延期されていた。黃敏恵氏が59874票を獲得して32790票の与党民進党李俊俋氏を破って勝利した。
黃氏は地方の「名門」の出身で、2005年に同市長選で初当選して以来14年まで務めた。その後18年に民進党の涂醒哲氏に勝利して返り咲いた。今回の再選により、黄氏は台湾歴代県市長で最長の4期目に入る。
国民党党首朱立倫氏はこの結果に自らのSNSで動画を投稿し「嘉義市民が黃敏恵市長を支持してくださり、ありがとうございました。今回の選挙を通じて、我々国民党の団結力を見せることができ、これからの立法委員補選もこの調子で頑張って行きましょう」と述べた。
なお、台北市では同市長に初当選した蒋萬安氏の立法委員辞任により、2023年1月8日に補選が投開票される予定。2020年の立法委員選に敗れた民進党の呉怡農が立候補しているほか、国民党は台北市議の王鴻薇氏を出馬する意向だ。
